工藤パンといえば、青森県民が愛してやまないイギリストーストを作るメーカーです。
山型の食パンにシュガーたっぷりのマーガリンがサンドしている。
甘さとしっとりとした食パンのおいしさがマッチして、長くヒットしています。
その工藤パンが今回、売りだしているのが「人間失格」カステラサンド。
カロリーの高さも話題になっていました。
買うことができたので、レビューします。
太宰治生誕110年記念のパン
さっそく食べてみると、カステラに砂糖がまぶしてあるので、とっても美味。
津軽弁で言いますね。
「めっ!」
ウマいを、津軽では「めっ!」と一言で済ます。
特に砂糖の甘さを好む津軽人。
「さどめっ」といえば、「お砂糖たっぷりで甘さがたまらない♪」というニュアンスです。
『人間失格 カステラサンド』は、まさに「さどめっ」
シュガーたっぷりのマーガリンを、カステラにサンド。
シュガーマガーリンは、イギリストーストに使用しているものだとか。
太宰治の好物は、陸奥湾で獲れるトゲクリガニと筋子納豆ですが、案外に甘い物も好きだったかもしれません。
大酒飲みとして知られている文豪は、1909年に生まれました。
2019年の今年は生誕110年!
人間失格カステラサンドは、生誕110年の記念に工藤パンから発売されて、スーパーなどから購入できます。
斜陽館
早く食べたくて袋をちぎってしまいましたが、袋の裏には斜陽館の説明がありました。
太宰治の生家は、金木町の大地主としてたくさんの小作を抱えていた大地主。
父の源右衛門は政治家ですし、兄の文治は青森県知事を務める、指折りの名家で、大富豪だったのです。
斜陽館は、私もなんどか見学しております。
レンガの塀がめぐらされた威風堂々とした邸宅は、明治40年に落成。
太宰はこの家で生まれ育ちます。
子守りのタケさんや叔母のきゑに可愛がられた太宰。
父親が貴族院の 議員なので、母親も上京することが多かった。
そのため寂しかったのかもしれませんね。
感受性の強い少年に成長。
旧制弘前高校に学んだときの下宿先が保存されて、一般公開されています。
太宰治まなびの家は、見学無料。
「小説 津軽」には、太宰が日本海沿いの町まで足を伸ばしていることが書かれていますね。
風光明媚な岩礁が続く海辺です。
また、子守りのタケさんは賽の河原・川倉地蔵の大祭に出かけたことを太宰は書き残しました。
いまも信仰を集めています。
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842キロリーの人間失格カステラサンド
カステラにシュガーマーガリンをサンドしているからでしょう。
カロリーは842㎉と、 悪魔的に高い。
8等分しても一切れ100㎉ですから(-_-;)
3日に分けて食べたほうがよいかも。
でも、おいしくてぺろりと平らげてしまうこと間違いなし。
人間失格カステラサンド、太宰文学と同じようにハマりすぎに注意しましょう。
まとめ
工藤パンが太宰治生誕110年を記念して、『人間失格 カステラサンド』を考案しました。
ハマってしまう美味しさ、コーヒータイムにおススメです。
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