2024年5月29日更新しました。
5月の末ごろからワラビが出始めます。
早蕨(さわらび)は春の香り、6月のいまが旬 、採りごろです。
山へ入るときは、ブヨに気を付けて!
私は前に、こめかみを刺されて、皮膚科に半月ほど通いました。
小さな虫ですが、毒は強烈。
ワラビについてお伝えします。
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ワラビ採りの注意ポイント
ブヨに刺されると、お岩さんのように腫れて、痛痒くなりますから、 帽子にはぜひネットをつけましょう。
ホームセンターで売っていますが、黒い網目のほうがお薦めです。
白い網目は光がちらちらと乱反射して、見え難い感じがしましたので。
さらに、携帯用の蚊取り線香があれば、万全ですね。
野鳥が啼いて気持ち良い山の朝。
長靴に手袋、首には汗ふきのタオルを巻きましょう。
春の山は野花がきれいです。
竹の子採りは、熊に注意なさってください。
ひっそりと咲く可憐な花。
心が洗われます。
そうして山をあちこち歩いていると、自分の位置が分らなくなることがあります。
焦らないで。
耳を澄ませてみましょう。
小川がある地形は、せせらぎがひとつの判断になります。
五感を研ぎ澄ませて、自分と対話しながらゆっくりと元に位置にもどれば大丈夫。
あまり知らない山の奥へ入るのは危険ですね。
たとえ数人と一緒に入っても、山菜を採るうちにはぐれてしまうのです。
タケノコの山は、竹藪が深いので特に注意が必要。
ワラビのアク抜き
私は大鍋に沸かしたお湯に、灰をひとつかみ(半カップ)ほどいれます。
灰は、木灰がいいようです。
でも無いときは、重層(炭酸水素ナトリゥム)を使います。
重層は灰と違い、多く入れるとせっかくのワラビが溶けてしまうので、注意を。
水の量の1パーセント以下
1000ccの水に小さじ1~2杯です。
ワラビを鍋にいれると同時に、火をとめます。
煮てしまうと、溶けてしまう。
この按配は、経験かもしれません。
そうしてそのまま落し蓋をして8時間。
できれば一晩をそのままにして、翌朝、水できれいに洗い流せば、おひたしにできます。
ワラビ料理
ワラビを縦に半分に切ったり、包丁で少し叩いたりすると、とろみが出ておいしい。
ワサビや辛子醤油で、かつおぶしをまぶせば、しゃきしゃきの歯ざわりがたまらなく美味。
津軽の郷土料理「けの汁」に入れると、風味が増します。
ワラビの塩蔵
ワラビは塩蔵すると、冬に重宝。
生のワラビをたっぷりの塩で漬け込むだけ。
コツは、ワラビが漬かると、水が出ますが、それを捨てて、また塩をいれて、重しを載せて漬けること。
ワラビが塩で白くなるくらい、たっぷりと入れると、黴(かび)ません。
山菜を塩蔵するのは、雪国の古くからある智恵です。
まとめ
ワラビのアク抜きや食べ方をお伝えしました。
山菜は塩蔵すると、冬まで貯蔵できます。