つがる時空間

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あおもり出身の作家が描く時代小説☆篠原景「春は遠く・柏屋藍次郎密か話」

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青森市で初雪が今朝7時ころ観測されました。
史上初の遅い初雪とのこと。

弘前はまだ雪になるほど冷え込んでいません。
昨夜に引き続き、雨が降っています。

寒くなる季節は読書に最適☆

1980年生まれの県出身作家、期待の若手である篠原景さんの新刊が出版されました。
タイトルは『春は遠く 柏屋藍次郎密か話』

ハルキ文庫から出版

すこし内容を紹介すると、まずキャラクターが魅力的です。

主人公の藍次郎は、薬種問屋の次男で美丈夫、若くてハンサムな男性です。

そして趣味が女装!?

あでやかな着物をまとい、「先見(さきみ)」の才があるという藍次郎。

先見とは、この本では目の前に現れた人物の脳内を読むことができる才能のこと。
そんな才能の持ち主がいるとしたら、
私はちょっと怖いな(・◇・)ゞ

ええ、妄想だらけの頭の中をのぞかれたら、困るじゃないですか。


しかし、その才能を見込んで、将来を占ってほしい人もいるわけで、藍次郎の許には一癖もふた癖もある商人たちがやってきます。

そして騒動が持ち上がる……

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本を私に薦めてくれたのは、篠原さんの高校時代の恩師。

「わたしはね、篠原さんが直木賞を狙える作家になると、そう思っているのです」

その恩師の方の言葉に、私は胸が打たれましたね。

期待されるって、ときに重たいかもしれないけれど、篠原さんが信頼されているということです。


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「柳浦や奇々怪々譚」でデビューされた
篠原さんの3作目「春は遠く 柏屋藍次郎密か話」
11月11日の陸奥新報に私が書評を書かせて頂きました。

そのときの文を一部、抜粋します。

「本を一冊書くことは自分を丸ごと表現することであり、楽しさとともに懊悩を伴う。

ましてプロとして筆一本で暮らしてゆくと言うのは、並大抵ではない。

そんな諸々の苦しみを乗り越え、篠原景さんのような伸び盛りの書き手が出現した。

心からエールを送りたいと思う」

前作の「夜風から夢 柏屋藍次郎密か話」とともに
ハルキ文庫から出て、全国の書店やネットで買うことができます。

読みやすく、ほのぼのとした文体ですので
読書好きな高校生にもお薦めの一冊です(*^_^*)

2018年8月28日更新


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