雪景色の津軽です。
今年も残り少なくなり、干支は未から来年の申へともうすぐバトンタッチ 。
きのう28日、岩木山神社から、大鰐町の大円寺 へ向かいました。
絢爛たる楼門や本堂が迎えてくれます。
雪景色のなかでの大円寺は、静寂につつまれていました。
はらはらと舞う雪と、朱塗りの壮麗なたたずまい美しい寺院です。
大円寺の山門
江戸時代から続く大円寺は未と申の一代様。
自分の生まれた年の干支を守り神として、信仰する一代様は、津軽独特の風習と言われます。
次女は未年生まれ。
東京で働く娘が帰省して来たので、一代様にお参りさせたかったのです。
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本堂
大円寺は、とても古いいわれがあって、聖武天皇の国分寺建立に際し本尊の大日如来を阿闍羅山(あじゃらやま)の大安国寺に安置したことに始まります。
ところであじゃら山と云えば、大鰐スキー場!
緩斜面もあるけれど、20歳のころ私は、間違って急斜面のジャイアントコースに出て
思いきり転げ落ちた思い出もあります。
ふり返れば、打撲くらいで、大きなけがをしなくて良かった!
大日如来のご加護だったのでしょうか。
全国でただ一つ、中腹にスキー神社があることでも知られています。
スキーの全国大会が毎年のように、開催されてきました。
さて、話を戻すと――弘前藩の3代藩主信義公が、鷹の病気平癒を祈願したところ、みごとに治り、それからますます信心が増したそうです。
えっ、鷹?!
そうです、鷹。
鷹狩用の鷹として弘前藩は、江戸の徳川家へ献上したんですって。
津軽は優秀な鷹の産地として、江戸にまで知られていたのです。
鷹を治した温泉として、津軽氏の崇敬を受け、発展しました。
24歳の次女は、神社や寺院が好きで、そういう意味では私と気が合う。
いつまでも仲の良い家族でいられますように。
私はしばらく手を合わせていました。
また機会を見つけて、なんどでもお参りしたいと思います。
2018年8月12日更新しました。
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