10月の最終日は冷たい雨でした。その雨が昼すぎにやんだので、黒石市中野山までドライブを。
ちょうど紅葉が見ごろを迎えているのです。
弘前市から国道102号線を十和田方面へむかう途中で、黒石温泉郷や津軽伝承工芸館の近くとなります。
小高い山が赤や黄色に染まる秋は、指折りの観光スポット。
中野もみじ山を生粋の地元民が紹介します。
中野もみじ山とは?
黒石温泉郷の近くにある小高い山が中野もみじ山です。
江戸時代に弘前藩9代藩主・津軽寧親(やすちか)公が、カエデを京都から取り寄せて、中野不動尊に奉納。
翌年に、モミジ3本の苗木を移植。
山全体が赤や黄色に彩られて、秋はとくに風情があります。
入園、無料。
出店が数軒、営業していて、おでんや栗入りのお焼き120円など売っています。
お焼きは名物のようですよ。
散策するのにちょうど良いコース。
滝もあります。
文学碑もたくさんあり、川柳句碑や俳句の句碑もあちらこちらに。
大町桂月の歌碑も建立されています。
黒石温泉郷は、こけしの里。
こけし灯篭は、夕暮れるとライトアップされ、幻想的。
狛犬が鶏って、めずらしい!
酉年の一代様なのですね~♪
津軽地方には、自分の干支を一代様として大切する民間信仰があるんですよ。
初詣には、家族の干支すべてを詣でる方もいます!
渓流のせせらぎが耳に心地よい中野神社。
清水がたっぷりと、とうとうと龍から流れていました。
おいしい八甲田山系の水で、私にはふるさとの味がする。
ええ、黒石生まれなのです。
黄色もきれいに色づいています。
空気が澄んでおいしい!
体に沁みわたる酸素の力を感じます。
ふだん私は呼吸が浅いので、なおさらに空気が新鮮に感じられました。
中野神社です。写っているのは樹齢500年の杉の大木。祭神は、中野七福の神々ですって。七福人のそろい踏みとは!
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1、中野不動尊(酉年一代様)
2、日本武尊(やまとたけるのみこと・諸病平癒の神)
3、坂上田村麻呂(厄除け)
4、岩戸姫命
5、大山祇神(おおやまずみのかみ・山と水と田の神)
6、倉稲魂命(うかのみたまのみこと・五穀豊穣、生活生産の神)
7、少名彦命(すくなひこのみこと・薬草を研究し、庶民の病気を直した医薬の神)
以上が、中野神社のご祭神です。
神社からさらに登っていくと、広場に行くことができます。
落ち葉が敷き詰められ、休憩できます。
晴れ間は望めませんでしたが、けっこう紅葉狩りに来ていた方が多かったですよ。
しっとりとした日本の秋。四季が暮らしに彩りを添えてくれますね。落葉して、しばらくすると一面の銀世界かな!
紅葉が終われば、冬。
今冬の雪っこ、あんまり降らねば、いいな~と思います。
中野もみじ山は秋の散策にもってこいの場所。
八甲田山の山並みからそう離れていない、中野もみじ山を紹介しました。
2018年8月9日更新しました。
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