つがる時空間

青森県弘前市を中心に弘前公園やねぷた、こぎん刺しを紹介

【貝焼き味噌とは?】津軽の伝統食から海鮮を加えた郷土料理へ

IMG_7793

津軽地方の伝統料理といえば、貝焼き味噌! 

帰省した子どもにリクエストされて作ったのは元旦でした。ホタテを買いに正月も休まず開いていたスーパーへ。新鮮なホタテのむき身を買うことができました。

お正月なので、刺身用のホタテをたっぷり入れて作ります。

でも、私が子どもの頃に食べたのはホタテの貝殻に卵とじが入っていたけれど、海鮮は入っていません。焼き干しか煮干しでお出汁をとって、味噌を入れ、とき卵でとじたのです。

スポンサーリンク

 

貝焼き味噌とは?

IMG_7791

津軽地方で昔から食べられてきたのが、貝焼き味噌です。ふだんのおかずとして、あるいは病人やお産をしたお母さんの養生食として、知られています。

戦前はもちろん、戦後も昭和30年前半までは卵は貴重品。いまなら10個で200円くらいですが、当時は地鶏が産み落とす卵で、現在のような養鶏場とは違っていたのでしょう。

それと、東日本は一般的に、味噌は調味料というより大豆製品の食材として用いられます。先日テレビで、味噌おにぎりが放映され、西日本の方が「なんやそれ!おむすびに生味噌をつけりるんかいッ。けったいやな」と、嫌そうな表情でした。

西日本では食文化の違いや、味噌は「みそをつける(失敗するの意味)」に通じるので、忌むのかもしれません。

スポンサーリンク

 


私が子どもの頃はお祖母ちゃんがおやつに味噌おにぎりを作ってくれたものです。はい、生味噌を表面にこすりつけたおむすび。お腹ぺこぺこの子どもにはうれしかったですよ。

東北では昔、味噌は保存食で貴重なタンパク源でした。

さて、わが家にも貝焼き用のホタテ貝があります。アップしたのは7、8年前、夜にスーパーへ行くと、大きなホタテが割り引きされていたのでそれを買い、貝殻を取っておいたのです。

もうひとつは使い込んで茶色く焦げた跡があります。それは、日本海に面した千畳敷海岸に遊びに行ったとき、おみやげ店から購入。そのとき2000円くらいしました。貝殻もけっこう安くはありませんね。

IMG_7790

貝焼き味噌にホタテの貝柱や塩でもみ洗いした貝のひもを加えるようになったのは、居酒屋さんで食べておいしかったから。弘前市かくみ小路に以前あった『うまいものや・じん』は、うちの子の同級生の親御さんが経営していました。

成人した子どもと出かけて貝焼き味噌を注文すると、ホタテ入りで、びっくりするくらい美味!そのときの味を覚えていたらしく、リクエストされたのですが、なかなかプロのようにはいきません。

難しいのは、底が浅い貝殻なので、ふきこぼれてしまうこと。

IMG_7792

もう少し焼くために、ストーブの上に置いたら、今度は固くなりました。あんばいが難しい(-_-;)

大人になっても子どものころに食べた料理がわすれられないのは、味覚のせいだそうです。
日経の記事に子どもの味覚についてこんな記事がありました。 NKKEI・味覚は3歳までが勝負 

子どもの舌は敏感。できるだけ自然の素材を食べさせてあげることができたら、体にも良いでしょう。今は働くお母さんが多くて、手間をかけることができないくらい忙しいのですが。

ふるさとの味が遠ざかり、ファストフード全盛だからこそ、大切ですね。



佐藤初芽女先生のような郷土料理を目標にしたいです。

2018年8月4日、更新しました。


スポンサーリンク