2017年1月9日、弘前市土手町で新春恒例の出初式が行われました。
西目屋村と合同です。江戸時代の火消しに由来する『纏(まと)い振り』も勢揃い。
雪はないとはいえ、午前9時ころですから、風が冷たい。刺し子半纏(はんてん)できりっと統一した青年が勇壮に演舞を見せてくれました。
出初式とは?
消防団の仕事始めの儀式が出初式です。新春の季語なので、俳句をたしなまれる方はよくご存じでしょう。東京でも行われています。
その昔、花の都お江戸は火災が多く、火消しが大活躍。
時代劇でもおなじみです。
今年は雪が少なくて、9日は路面が乾いていました。
陽射しを浴びて纏が金色にかがやき、昨年とは大違いです。
各分署から消防団員が集まり、息の揃ったところを見せてくれます。
藩政時代から商家が立ち並ぶ土手町は近年、マンションが多くなりました。でも古い街並みをよく残していますから、ラッパ隊のレトロ感とよくマッチしています。
時代は平成29年ですが、こういう風景は昭和のころと少しも変わらないはず。
消防車もパレードしますから、チビッ子たちが目を輝かせていました。男の子にとって赤い消防車と危険を顧みず消火にあたる消防士は憧れの的ですね。
昨年の暮れは新潟県糸魚川市で大火が発生しました。私も気を付けたいと思います。天ぷら鍋を火にかけたままその場を離れるのは厳禁!
纏いの上の部分は、各分署によって違いがあります。桜をかたどったり、紋章をモチーフにしたり。
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消防団は日本全国で86万人。実際の消火活動のほか、日頃から訓練や防災に関する活動をしているそうです。でも、地方では若者が少ないので、なり手が減少しているという話も。
みなさん、寒い中お疲れさまでした。
2018年8月4日、更新しました。
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