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法界折(ほかいおり)は津軽のお盆でよく見られる先祖供養のお弁当

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2021/08/10更新しました。

津軽地方では8月13日にお墓参りをする方が多いです。そのときはお線香とお花と法界折(ほかいおり、またはほうかいおり)を、お墓に供えます。

法界折は精進料理の黒豆ご飯や山菜を材料にしたお煮しめ、季節の果物を彩りよく詰めますから、先祖供養のお弁当と言えますね。

そして供えてから、かつては墓前で家族がいただくものとされてきました。私は80代の方からこう伺ったことがあります。「いたずら小僧だった戦中から戦後にかけて、お墓の供物を食べるのが楽しみだった。物がない時代、だれもがお腹を空かせていたからね」

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本来は墓前でみんなで食べた法界折

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1枚目の写真は2016年の盆に、夫の母が手作りした法界折。90歳の姑はいまも台所に立ち、料理をします。

ゆっくり煮含めた煮豆、蒸し上げた黒豆ご飯、ネマガリタケやレンコンのお煮しめ。そして、涼しげな果物や鏡天も。

鏡天は仏さまの心を映す鏡として供え、つきだす前の心太(ところてん)。

お盆用だそうです。

なので、プリンやヨーグルトはNG。
仏教は殺生を戒めるため、肉や魚、卵も日本ではご仏壇やお墓には供えません。

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先祖供養

先祖供養

蓮の花

 お墓へ供える法界折は他の地域にはない、津軽独特とされます。
京都の施餓鬼供養の風習が弁財船によって伝わり、津軽に残ったと私は考えますが、諸説ありますね。
時代が変わって食べ物がたくさんありますから、いまは墓前で法界折を食べることをしなくなりました。
「暑くて傷みやすいから、お腹をこわしたらたいへん」ということで、お墓に供えた後は処分することが大半です。
カラスがあさり散らかすため、お参りしたらすぐに、持ち帰らせる墓地も多いようです。

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 10年ほど前からでしょうか。

スーパーで法界折を買うことができるようになり、お盆になるとたくさん並ぶようになりました。

手作りの法界折は少なくなりましたが、私も姑を見習って、来年のお盆には法界折を詰めてみたいです。
*赤飯と思っていましたが、黒豆ご飯でした。赤飯はおめでたいハレの日の食べ物で、お盆はあずきを使わないとのことで、2017年8月15日に修正いたしました。

 

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