9月4日の夜から5日未明にかけて、青森県も台風21号による強風に見舞われました。
収穫間近のジョナゴールドなどを中心に、落下の被害が出ているようです。
写真は4日の朝に、いただいた「つがる」
台風が来る前に収穫した農家の方からいただきました。ありがとうございます。
さわやかな甘みが特徴で、つややかな赤いリンゴです。
津軽地方はリンゴの生産量が日本一。
リンゴについてお伝えします。
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つがるは秋を告げるりんご
弘前は9月に入っても気温が30℃という日が続いていますが、例年だとそろそろ秋風が吹きわたり涼しくなります。
9月に収穫できる早稲(わせ)の「つがる」は、秋を告げるリンゴといえるでしょう。
この時期のリンゴはあまり日持ちはしないので、買ったりもらったりしたら、冷蔵庫に入れると良いですね。
5日未明に青森に接近した台風21号の被害は、園地によって風向きが異りますが、木が折れるほどの場所も。
落ちなくても傷がつくと、傷物になってしまうのです。
その台風は関西空港に打撃を与え、北海道をかすめ5日の午前9時ごろサハリン付近で温帯低気圧になりました。
りんご台風から27年
リンゴは木にたくさん成ります。
枝もたわわに実るという言葉通り。
台風の強風が最も怖い。収穫を目前にして落下すると、商品になりません。
農家は減収となります。果樹共済などに入っていれば補てんされますが。
これまで数々の台風があれど、忘れられないのが1991年9月末に襲来した「りんご台風」と呼ばれる19号。
風にとばされた屋根のトタンが紙くずみたいに空を舞い、大変に怖かった。
私の家は丸3日間、停電しました。
なので、電池とろうそくは準備しています。19号の後に発電機も買いました。4日は試運転をして備えたのです。
主力は11月に収穫される「ふじ」
リンゴは品種が多くて、画像に写るのは「スィートメロディ」と「未希ライフ」。
この写真は2016年9月の撮影で、ひとつ50円ですが、今年は少し高値が予想されます。
原因はいくつかあります。
- 黒星病のため、リンゴに黒い斑点が出たものは土に埋設処分にしているので、品薄なこと。
- 後継ぎがいない園地が多くて、高齢化のためリンゴ作りをやめる農家もある。
- 海外への輸出が好調で、国内での引き合いも多い
- みかんの品薄が続いて、リンゴも高値で取引されている
- 健康志向により、食物繊維の豊富なリンゴが人気。
今年は早稲のリンゴである「黄王」が、市場でも高値で取引されていると聞きました。
黄色い王様で、黄王。その名前の通りに甘みがあって果汁もたっぷり。
一方、最も生産量が多い、主力品種は「ふじ」です。
岩木山に雪が降り、頂が白くなる11月、里では「ふじ」の収穫で忙しくなります。
ふじは、とても日持ちします。
リンゴが大好きなわが家では春先まで食べています。食味が落ちないリンゴとして知られて、貯蔵性もばつぐん。
干支リンゴは、大玉のリンゴにイラスト画の部分にシールを張って、陽に当てないようにすると、色抜きのようになります。
縁起物もあって、眺めて楽しい。芸術的な絵柄もあるんです。
赤いリンゴにイラストが、めんこいですね。
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リンゴにちなんだイベント
秋は、弘前りんご公園で開催の収穫祭のほか、リンゴにちなんだイベントも多い弘前です。
津軽地方は田んぼとリンゴ園が広がっていますから、地元民にはおなじみでも、都会から観光にくると、のどかな風景が癒やしにと聞きました。
台湾や中国から訪れる観光客も増えています!
昨年のリンゴアートは素晴らしかった。
夜にはライトアップもされ、弘前城と幻想的なコラボ企画でした。
台風が来る前に収穫された「つがる」を味わいました。
しゃしゃりとした歯ざわりで、ジューシーです。
今年のリンゴは高値のことですが、娘や親戚に送りたい。
短命県返上に一役も二役も役立つリンゴ。
1日1個で医者いらず。
おいしいリンゴを食べて健康になりましょう。
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