秋田県に在住の児童文学者・井嶋敦子さんがお書きになった『ひまりのすてき時間割』は発達障がいについて、理解を深めるのに最適な本です。
小児科のベテラン医師でもある井嶋さん。
本の主人公は、発達障がいの小6女子・ひまりです。
担任の先生とうまくいかない局面があり、ハラハラドキドキ。
とっても素敵な児童書は高学年向きで、大人が読んでも読み応えがあります。
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井嶋敦子さんの作品
井嶋敦子さんは秋田県で小児科のお医者さんとして働きながら、児童書を執筆されている作家です。
紙芝居の作品をすでに童心社より出版され、「たべられないよ、アレルギー」は食物アレルギーがテーマでした。
2021年11月に新刊本となった『ひまりのすてき時間割』は、ADHDと自閉スペクトラム症の「ひまり」を活き活きと描いて、大人が読んでも、発達障がいへの理解を深めることができる一冊。
ひまりのすてき時間割
主人公ひまりは、担任の先生から叱られることが多い小6の女の子です。
- 落ち着きがない
- 集中すると、途中でやめることができない
- 書き取りなどは苦手で、やりたくない
- 忘れ物が多い
- クラスメイトと衝突しやすい……
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スクールカウンセラーのアドバイスで小児科に行くと「自閉スペクトラム症」の診断を受けることになるのです。
ひまりは自分の時間割を作成し、教室に溶け込もうと努力。
そのめげない活き活きとした姿は、友人にも明るい影響を与えていきます。
井嶋敦子先生、ご上梓おめでとうございます!
仙台の童話塾でなんどかお目に掛かりました。
その節はお世話になり、ありがとうございます。
おいしいシャンパンをごちそうになりました♫
笑顔がやさしくて、気品が漂う敦子先生、私は大ファン。
見習いたい女性ナンバーワンです。
敦子先生のブログ
小児科の医師と文学者として、情報を発信されています。
感想
私が小学生だったとき、クラスに落ち着きがなくて椅子にじっと座っていられない子がいました。
ああ、そういえば私も、じっと先生の話を聞くのが苦手で、足のつま先を動かしたり、貧乏揺すりをしたり(@@;)
ちっとも勉強についていけませんでした(>o<)
今なら発達障がいと診断されたかも。
児童の10人にひとりが発達障がいとも言われ、珍しくない特質ですが、本人はみんなと同じ行動ができずに悩みがち……。
共感できるシーンがたくさんあって、胸がじんとします。
児童はもちろん、大人が読んで発達障がいを知るのに最適な本なので、おすすめ。
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