2019年9月1日更新しました。
バーチャルシンガーとして人気がある桜ミクが、弘前ねぷたまつりの公式キャラクターを務めています。
本ねぷたの先頭に立つ前燈籠に、子どもたちの「かわいい」という歓声が上がる令和元年のねぷたまつり。
さて、今年のねぷた審査は最高賞の知事賞・扇の部に、茂森ねぷた同好会が決定。
桜ミク前燈籠コンテストには13団体もエントリーして、グランプリは桜ヶ丘ねぷた愛好会が選ばれました。
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知事賞の扇ねぷた
私が見学できたのは、扇の部の茂森新町ねぷた同好会の『三国志太史慈勇戦の図』でした。
絵師は三浦呑龍さん。
見送り絵は鏡絵と呼応するとのこと。
閻魔大王や悪鬼に、美女が迫力ありますね。
8月1日と2日に、審査がつつがなく行われました。
保育園児が金魚ねぷたを手に、ねぷたの綱を引く姿が可愛かったです。
東地区は市長賞
平成から令和へと元号が変わった2019年。
東地区町会連合は大型本賞の部で、弘前市長賞を受賞しました。
とても大きなねぷたなのです。
絵師は聖龍院龍仙さん。
福の神がなごやかに鎮座して、見ているだけで金運や財産運に恵まれそうなねぷたですね。
蛇女にゆうれい『ねぷた集団がほんず』
真夏ですから、納涼の鏡絵の雰囲気がバッチリ。
本ねぷたはさらに、ゾクッと背中が寒くなる。
絵師は、棟方華澄さん。
タイトル『近世怪談 霜夜星 お沢の執念 悪智恵を貸せし観次を恨む』
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中央の鬼婆と化したのがお沢で、下の方に描かれたのが観次なのでしょう、怖いですね(-_-;)
熱帯夜のような気温が、一気に涼しくなります。
「石打ち無用」とあるのは、昔の名残り。
Hissatsuねぷた人は独創的
前ねぷたはプロジェクトマッピングを投影し、スマホのQRコードから製作費の寄付ができるのだとか。
ねぷたの制作と運行には費用がかかるので、青森ねぶたのように企業の協賛がないと継続が難しいのですが、弘前は有志の会や町内のねぷたがほとんどなのです。
こちらのねぷたは土手町をさかのぼり、弘前公園のお濠端まで歩いて来て、やっと会うことができました。
最後の順番で、8時を過ぎても待機中だったのです。
絵師は中川俊一さん
タイトル『時鳥為余無為世鳴』
ホトトギス余のために無く世のために鳴け
為信公は、京都の秀吉から弘前藩を認めてみらい、独立を果たしました。
恩義を感じてと伝えられています。
5日と6日は駅前を運行するので、ぜひまた観たいですね。
伝統的な歴史絵巻の鏡絵 から、アイディアを活かした手作りのねぷたまで、70台余りが城下町の夏を彩ります。
7日は、午前9時半から土手町を運行し、午後5時ころから『なぬかびおくり』
岩木川河川敷にて、数台のねぷたに火を放ち、感謝をこめて昇天させる行事が開催の予定です。
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