9月23日につがる市木造吹原にある「西の高野山 弘法寺(こうぼうじ)」で、秋の例大祭が開催されました。
お友達が「第3回津軽のArtをお寺から」に参加され、作品展ともに、お寺を参拝できたことをお伝えします。
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西の高野山 弘法寺
私は10年ほど前、津軽七福神参りで、お参りしたので、再訪となります。
つがる市の出來島海岸にほど近いため、車でないとお参りするのが難しいのですが、四国八十八か所を巡ったと同じご利益が得られるお砂踏みや、花嫁人形のご供養などが叶い、善男善女でにぎわうお寺さんです。
四国八十八か所お砂踏みは大広間にて、実際の四国の霊場寺院から持ち帰った砂を踏みしめ、掛け軸に向かい心を込めてお祈りすることで、実際に四国を巡拝したのと同じ御利益があるとされるものです。
秋の例大祭で晴れた日は、外で体験できるお砂踏みですが、2024年9月23日は前の日が荒天だったので、お寺の本堂の隣にある人形棟で行われました。
身代わり地蔵
ありがたい身代わり地蔵は、病人の痛みを引き受けて、癒してくれると昔から信心を集めてきました。
私は足首が弱いので、お地蔵様の足を撫でさせていただきました。
遠い旅路の果てに、横になって休むお釈迦様のお姿が元になっているそうです。
副住職
和尚の奥様が尼僧のご修行をされ、得度されたので、体験談をお話をしてくださいます。
お話上手な副住職さまでした。
花嫁人形とお砂踏み
遠い四国までお参りできなくても、西の高野山をお参りすることで四国八十八か所巡りと同じご利益があるお砂踏み。
今回は、ふだん非公開の花嫁人形のご供養棟で行われ、胸がいっぱい。
独身のまま若くして亡くなった家族を悼み、せめてあの世では幸せな家庭を築いてほしいと花嫁人形とともにご供養する風習が、津軽にはあります。
五所川原市川倉の川倉地蔵尊にも、花嫁人形の供養棟があります。
昨今は海外の方にも人気の花嫁人形。
この風習は昭和30年以降から始まったそうです。
戦死した息子の霊を慰めたい。
そんな親心から広まりました。
首都圏のメディアに、青森の奇習・心霊スポットとして紹介され、興味本位で来る人があったため、現在は非公開としているそうです。
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津軽のArtをお寺から
この日は作家さんの御朱印が頂けます。
私は和尚様に、お大師さまと身代わり不動のご朱印を持参したご朱印帳に直書きしていただき、ありがとうございます。
弘前市在住の俳人・大和湖愛(やまとこあい)さんの作品展を見学することができます。
お母さまがたくさんお着物を遺したそうで、俳句とコラボ。
和の雰囲気がすてき。
昨年、藤崎町で開催された個展も大変たのしく拝見しました。
旧家の奥様・藤本佳代子さんによるお話パフォーマンス。
お寺にちなんだ昔話を語って下さいました。
臨場感たっぷり。
いつも明るい佳代子さんに見習うことが多くて、感謝。
所要時間は、弘前市内から車で1時間余りです。
まとめ
西の高野山弘法寺の秋の例大祭とアート展に出かけたので、紹介しました。
真言宗のありがたいお寺さんです。
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