日本画家でねぷた絵師の聖龍院龍仙さんの作品と民具コレクションを見学することが出来ました。
岩木山を敬愛する聖龍院龍仙さんの真心を感じた展示会だったので、お伝えします。
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聖龍院龍仙
聖龍院龍仙さんは昭和21年、青森県中津郡岩木町生まれ。
独学で絵を描き、昭和43年に石沢龍峡画伯に入門。
幼いころより憧れていた「ねぷた」絵を描くようになり、昭和52年弘前ねぷたまつりで青森知事賞を受賞。
長らく八嶋龍仙のお名前で活躍されています。
わらべ
龍仙さんの作風は、あどけない子ども(わらべ)の祭りやお山参詣に、凜々しい武者絵のねぷたと幅広い。
現在75歳です。
東奥信用金庫のカレンダーには毎年、干支とわらべの表紙が載っているので、私は家のリビングに飾っているほどのファン。
LINEスタンプもあるそうです。
刺し子衣
龍仙さんは、古民具や津軽こぎん刺し・刺し子衣のコレクションをたくさんお持ちです。
会場にも展示されていました。
古布を活かした刺し子のコート。
味がありますね。
毎年、弘前ねぷたまつりの城東地区の大型ねぷたなど沢山の鏡絵と、見送り絵を手がける絵師です。
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ねぷた絵
疫病退散の願いを込めて、2019年に朱鍾馗さまをテーマにした鏡絵。
夜空にオレンジ色が映えていたねぷた絵を、参考までに画像を貼ります。
ねぷた絵を描く場合は、一般的に方眼紙に下絵を描き、それを部分的に拡大していきつつ、最終的に1つの大きな絵にしていくという手法が知られていますが、龍仙がねぷた絵を描く場合は、師匠である石澤龍峽先生直伝の、方眼紙を使わずにダイレクトに原寸サイズで、紙にダイナミックに描くという手法をとっています。
龍仙アート 八嶋龍仙オフィシャルブログ : まだ若かりし頃の…
ダイナミックな筆さばきが特徴の聖龍院龍仙さんです。
まとめ
最終日に見学しました。
下絵なしに描くのですね。
画業はもちろん高名ですし、民具や刺し子衣も見応えたっぷり。
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わらべを津軽弁で「わらしこ」と言います。
めんこいわらしこが、ほのぼのとした気持ちにさせる聖龍院龍院さんです。
無料で鑑賞でき、有難うございます。
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