
3月15日に弘前市御幸町にある太宰治学びの家で、リーディング公演がありました。
太宰の『御伽草子』から「かちかち山」
江戸川乱歩の「人でなしの恋」「お勢登場」を再構成した公演です。
観劇させていただいた公演の感想をお伝えします。
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太宰治学びの家

太宰治は旧制弘前高校に学ぶため、遠縁の家に下宿しました。
藤田さんという酒蔵を持つお金持の家。
ここから現在の弘前大学に通いながら、芸者遊びや左翼活動にのめりこんだ太宰治。
リーディング公演

昭和のたたずまいが保存されている「太宰治学びの家」お座敷で観劇できるなんて、すてきな体験。
弘前ペンクラブが主宰し、演劇ユニット「一揆の星」と「劇団ひろさき演人」の皆さんが熱演されました。
座敷に置かれた長持が、舟になったり棺桶になったりして、すばらしい演出。
乱歩の没後60周年を記念して

江戸川乱歩と言えばまず「怪人20面相」ですが、お若い方はほとんど知らないと脚本と構成の石岡博之さんが最初に解説。
「人でなしの恋」は19歳で美男子の資産家に嫁いだ女性の回想で始まります。
愛していたのに、夫は自殺。
何があったのでしょうか。
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文学作品の世界

ネタバレすると、資産家の夫が最も愛したのは人形だったのです。
今でもいますよね、フィギュア人形をこよなく愛する方は。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫 えー3-1 新潮文庫) [ 江戸川 乱歩 ]
怖い話や倒錯した愛の小説作品が多い乱歩なので、ホラー好きな方におススメ。
太宰作品からは「御伽草子」が紹介されました。
お伽草紙 (新潮文庫 たー2-7 新潮文庫) [ 太宰 治 ]
太宰治の文庫本は今も人気です。
御伽草子は、防空壕の中でわが子に聴かせた昔話をヒントに書かれました。
「カチカチ山」は洒脱で皮肉が効いていて、読みやすい。

鎌田龍さん、三浦ちひろさん、朔魔和人さんが主要な人物を演じてくれました。
弘前は演劇が盛んな街です。
古い教会や古民家で開催されることもあるリーディングドラマ。
機会があればぜひまた拝見したい。
江戸期に創建された天守が今も残る弘前城。
弘前さくらまつり、開花予報は4月15日か16日。
満開は22日頃です。
まとめ
文章で読んでも背中が冷っとする乱歩作品、演劇はさらにゾゾっと怖い。
写真撮影OKでありがとうございます。
太宰治学びの家は、無料で見学できますから、ぜひ観光の折にもお寄りください。
太宰治学びの家で開催されたリーディング公演についてお伝えしました。
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