11月13日に、東奥日報に書評を載せて頂きました。
陸羯南会や青森県郷土文学研究会の会長である舘田勝弘先生の『若山牧水より和田山蘭へ書簡二百十二通』です。
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若山牧水
若山牧水は生涯に実にたくさんの歌を詠み、だれもが知っている有名な作品があります。
白鳥は 悲しからずや
空の青 海のあをにも染まず ただよふ
YouTubeでも聴けます。
ちょっと物悲しいメロディは、古関裕而が作曲しました。
NHKの朝ドラ「エール」のモデルです。
書評を書きながら、「しらとりは~」の唄をリフレインで口ずさんでいました。
若山牧水の親友が、青森県五所川原市の出身の和田山蘭(わださんらん)です。
明治時代の手紙
「山蘭のバカ野郎 喧嘩したば出てこい」
若山牧水はたいへんなお酒好き。
酔って書いた手紙でしょうか。
若山牧水碑
和田山蘭は青森師範学校を経て、教員として勤務しながら短歌を詠みます。
牧水に心酔し、家出して上京。
短歌の会誌を作ることに協力しました。
『若山牧水より和田山蘭へ書簡二百十二通』には、津軽地方を訪れた際の牧水の紀行文と、和田山蘭の慟哭の追悼文も載っているので、胸を打ちます。
2人の友情は永遠、空の上で盃を交わし続けているでしょう。
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舘田勝弘先生
舘田勝弘先生は母校 弘前中央高校のときの恩師でした。
現代国語を3年間、教えて下さったのです。
明治時代のジャーナリストだった弘前生まれの陸羯南を研究され、陸羯南会の主宰。
そして郷土作家に関するご著書が多数あります。
尊敬する先生の書評を書かせていただき、ありがとうございました!
まとめ
東奥日報11月13日付け朝刊に書評が掲載されたことをお伝えしました。
本は弘前図書館にもありますから、ページをめくってください。
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