弘前市役所に隣接しているスターバックスでこぎん刺しを楽しむ会『スタバdeこぎん』が24日に開催されました。色づく紅葉の弘前城がすぐ目の前だからでしょう。中国語らしき会話が店内では聞こえています。海外からの観光客が増えていますね。
上の作品は、音楽の動画作成を趣味とされるFさんのもの。つやのある黄色の刺し糸がアクセントに。
今月から2年目に入ったこぎんを気軽に楽しむ会。
私は2回めから参加し、若い方たちに人気のハンドメイドであることを実感しています。
主宰は陸奥新報でエッセイが掲載されたばかりの斎藤美佳子さん。
陸奥新報に美佳子さんがお書きになったエッセイはとっても楽しい内容でした。
なんとテーマがプロレスなんです!!
弘前ペンクラブ事務局の今泉さんが飛びあがって喜ぶようなテーマではありませんか♪
美佳子さんは今泉さんに負けず劣らずの筋金入りのプロレスファンで、読みやすく面白い内容ですね。
こちらは、大鰐町の星野リゾート界で個展が開催されている『さしぼぅ』さんの作品。緻密さがいまいち解かりにくいので、ペットボトルのふたを置いてみましょう。
細やかな刺し目なんです。6~8本のこぎん糸の撚りをほどいて、細くして刺しているから、手間がかかっています。
今回はブナコランプのテーブルで。ここ広くて、私のお気入り☆
女性同士のおしゃべりも楽しい。はい、自分がいかに世間とずれているか、そして世代がちょっと違うと、モノの見方がまるで異なることを発見しています。
そんなとき、外国の方が近づいて、こぎん刺しを珍しそうに眺めて「クロスステッチ?」と質問を。オー! ディスイズ つがるこぎん刺し。青森のトラディショナル ハンドメイド!
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なかなか英語で説明するのは難しい。美佳子さんが上手に対処してくれました。感心を寄せてくれたのは台湾から来た中年の女性です。
ハンドメイドは世界中で人気があるので、こぎん刺しもグローバルに海外展開が期待されますね。
こぎん刺しは究極のエシカルファッション
写真は鳴海記念陶房館で開催された石田昭子さんのこぎんコレクションのもようです。
東京の浅草にあるアミューズミュージアムでも展示されて、とても好評を博したそうです。故・田中忠三郎先生の奥様と電話で話したとき、そう聞きました。奥様は上京されて見学されたのです。
使い捨て文化に対して、いま世界ではエシカルファッションが注目されています。安い工賃で東南アジアの人を酷使して、その地域に化学染料の公害をもたらすファストファッションと対極の考え方です。
エシカルは、地球にやさしい環境に配慮した製品を買い求め、長く使いましょうというコンセプト。私は、こぎん刺しは究極のエシカルだ!!と、感じています。
2018年8月4日更新しました。
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