さわやかな秋空の日に、手作りピザを石窯で焼く農村体験型『神さんのプチ畑』を訪問しました。
畑から新鮮な野菜をもぎとり、手作りピザにトッピング。みんなでわいわい楽しみながら、焼き立てを頬張ることができます。
私が参加できたのは、中南地域県民局が開催した、『農のふれカフェ・お披露目会』です。
農家とふれあいながら、ここでしか味わえない新鮮な農産物や郷土料理を味わうことができる。それが『農のふれカフェ』。
参加者は、料理研究一家「古川家」古川勝也さん、恵里さん。そして中南地域県民局の局長はじめ職員のみなさん、ライターの山内美香さん、そして私こと田邊奈津子の10数名。
フレンドリー、ふれあい、フレッシュを合言葉に、くつろげる空間で気軽におしゃれに食事♪
農のふれカフェは来年度から続々とオープンする予定で、まず10年ほど前から開業している『神さんのプチ畑』を紹介します。
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神さんのプチ畑がある藤崎町とは?
青森県藤崎町は弘前市と隣接して、リンゴや米作りが盛んな町。
『神さんのプチ畑』は、その藤崎町にあります。
中世のころからの歴史が刻まれる町で、絶世の美女とされる唐糸御前の伝説も。
神さんのプチ畑は、ジャスコ藤崎店からそんなに離れていないのに、ズッキーニやトマト、オクラなどの野菜のほか、100種を超えるハーブ園やプルーンなどの果樹もありました。
神さんご夫婦はご主人が博二さん、奥さんが礼子さん。ともに勤めていましたが、定年になって農家に。おふたりともご実家が農家だったそうで、農業に小さな頃から親しまれてきたそうです。
「食べごろですよ、この葡萄」と、さしだしてくれた礼子さん。
おしとやかで上品な津軽マダムです。
礼子さんが特に力を入れたのがハーブの栽培。ハーブコーディネーターの資格を取得されています。
さて、ピザ生地を粉から練り上げるというので、手を洗うところから始めましたが、なんとハーブで手洗い?!
本格イタリアンピザを体験
ピザ作りのまえに、手洗い。
殺菌効果のあるハーブの葉を手にすりこんで、その後に水洗いすると、すっきりきれいに!
ハーブって色々な薬効があるのですね、驚きです。
会場は園地の一角に建つ博二さんの手作りの小屋。『神さんのプチ畑』の看板が素朴で、こちらも手作りなんですって。
壁の一面に写真があり、『神さんのプチ畑』を訪れた方々の体験の様子がわかります。修学旅行の体験学習も行っているのです。
また、託児室があり、お子様連れも歓迎とのこと。
さて、ピザの生地作りは力の要る仕事でした。
こねて、こねて、汗ばむくらい。
手順をざっくり解説しますね。
●塩などを加えて調整した強力粉と、水とオリーブオイルを混ぜ合せて、こねる。
●こねあげたら生地を丸めて、40℃以上の気温となるビニールハウスにて発酵。
●麺棒で引き伸ばす。
●畑から収穫した野菜を、ピザにトッピング。チーズをたっぷりのせる。
●石窯で焼くと出来上がり~♪
特製バジルソース
ピザには礼子さん特製のバジルみそソースを塗ります。
見るからにあざやかなグリーンが、体に良さそうでしょう!
味も超おいしい。
ご飯にも合う感じでした。
材料はバジルと味噌、そしてクルミや砂糖が少し。練りあわせるそうです。
石窯も手作り!
神さんご夫婦は20年も前からグリーンツーリズムを学び、旅行がてらあちらこちらの農カフェや農家民宿を見学。
ピザの石窯を見よう見まねで手作りしたというのです!
「耐火煉瓦を積んだ石窯です。燃やす薪はリンゴや桜の木の枝だけ。香りが良いですから」と、博二さん。
(写真は、神さんご夫婦)
赤々と燃える炎が美しく見惚れてしまいました。
そうしているうちにも、準備は着々と進み、ピザを石窯に投入。
火加減が大切ということで、博二さんは石窯から目が離せません。5,6分で焼き上がりです!
主役の野菜たちの上でチーズがとろとろ!
ミニトマトやタマネギ、ピーマンをどっさりのせました。
ズッキーニやオクラが甘くて、熱々を頬張ると幸せの笑顔が広がります。
料金と予約先
神さんご夫婦が運営する『神さんのプチ畑』は予約制です。 2018年度は4月から予約を受け付ける予定。
お問い合わせ先
住所 青森県藤崎町西豊田58-4 ℡・Fax0172-75-4884
料金等

大人1名1500円
子ども1000円
野菜収穫、ピザ作り、ハーブティ、コーヒー付き。
*料金は2017年10月現在のもので、変更があるかもしれません。
体験の受入日は5月から11月中旬の土、日曜日
時間:10:00~15:00
受け入れ人数は2組8名まで。
家族やグループで隠れ家みたいな農カフェ体験ができます。
地元民の私もステキな青森を再発見しました。
この記事は2018年8月2日に更新しました。
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