3月26日まで開催の「サルバドール・ダリ展」を、弘前市立博物館で見学しました。
サルバドール・ダリは、スペイン出身で美術界の巨匠です。
弘前にいながら、アートに触れることができる機会。
展覧会の感想をお伝えします。
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弘前市立博物館
サルバドール・ダリ展は、ロビーのみ撮影が可能。
平日に見学しましたが、けっこう鑑賞する方が多かった。
美術好きが多いのでしょう!
サルバドール・ダリ
スペイン・カタルーニャの裕福な家庭に1904年、生まれ、早くから画才を発揮。
溶けたチーズのような時計の絵画「記憶の固執」は、とても有名です。
没年は1989年ですから、85歳で生涯を閉じました。
サルバドール・ダリの代表作といえば、溶けて柔らかくなった時計を描いた「記憶の固執」。
この初期の作品は、ダリ自身のアイデンティティを最もよく表現している傑作である。
広告などの分野でも、才能を発揮したダリ。
自らを天才と称したダリ
「芸術は触れられることなく、人を感動させるべし」
ダリ・私の50の秘伝
ロビーにあります。
ひたすら絵を描いた生涯。
ダリによる日本の民話の挿絵も、展示されています。
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ダリ展の感想
225点もの作品が展示されています。
ダンテの「神曲」をイメージした作品が91点。
日本の地獄絵みたいな感じがしました。
「むさぼり」や「浪費」「男色」「多淫」などを戒める絵画。
キリスト教世界は日本の衆道のような、主君と小姓のボーイズラブのちぎりなんて、絶対NG。
そのことが理解できる絵画です。
1930年代は、パリを中心にシュルレアリスム(超現実主義)という芸術運動が盛んであり、ダリもその運動に加わります。
夢と心の奥にひそむ欲望をあばき出すことを絵画の主な目的として幻想的で非合理的な絵画を多く制作するようになりますが、“柔らかい時計”はその頃の代表的な作品なのです。 ダリの、この旺盛な創作活動を陰で支えたのが、妻のガラでした。
妻のガラは年上で、買い物好きだったそうですが、ダリは妻に感謝しています。
ガラが亡くなると、すっかり元気をなくしてしまいました。
サルバドール・ダリ展・弘前市立博物館は、大人の見学料は800円。
単独でのサルバドール・ダリ展は博物館初。
人気です。
まとめ
2023年3月12日には14:00から美術史家の村松和明氏による「ダリをめぐる不思議な旅」特別講演も。
油絵や彫刻など225点は展示されていることをお伝えしました。
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