読書
弘前ペンクラブ会員のフナキトキコさんが、本を出版されました。『ALLOW:ALLOW』北方新社カバー表紙が上の写真です。ALLOW:ALLOWは、英語で「もしもし」のような誰かに呼びかける言葉ですね。物語の舞台は未来、地球はすでに環境破壊のため人が住めないとい…
6月19日は、太宰治の桜桃忌です。1948年に亡くなっているので、没後70年となりました。また、この日は太宰の誕生日でもあるので、生誕祭と呼ぶこともあります。それにしても太宰の人気は衰えません。生誕一〇〇年の2009年には『ヴィヨンの妻』、その翌年に『…
そらとぶこぎん第2号が4月25日に発刊となりました。津軽発のこぎん刺し雑誌として、年に1度の発行。今回は福島県昭和村に手織り麻を今も作る「織り姫」を取材したページから始まります。麻は北東北で長く利用された天然繊維。縄文時代から麻衣として人々に着…
これからカジノ建設が始まるかもしれない日本。統合型リゾート施設IRが本決まりになるのか、注意深く見守っています。ギャンブル依存者とその家族は借金に追われ、悲惨な目に遭うことが多い。パチンコだからって、軽視できません。パチンコでもハマると数百…
図書館から借りた『世界の服飾紋様図鑑』に、津軽こぎん刺しが載っていました。文化学園服飾博物館が編著した一冊で、カラー写真が多くて参考になる一冊。紋様には祈りや森羅万象などの意味が込められて、文字を持たない太古の時代から、連綿と継承されてき…
2022/01/04更新しました。 5月21日午後2時~3時に開催された弘前市【太宰治まなびの家】文学講座。鎌田慧著「津軽・斜陽の家『地主貴族』の光芒」をもとに、私がお話させていただきました。拙い講話をお聞き下さった皆様、ありがとうございます! 弘前市にあ…
毎月第三日曜日に弘前市御幸町にある『太宰治まなびの家」にて開催の太宰治文学講座。4月16日は弘前ペンクラブ会員で詩人として『文學界』などでご活躍の船越素子さんが登壇されました。アップするのが遅くなりましたが、とっても興味深く拝聴しました。直木…
年に一回、発行の「そらとぶこぎん」創刊号が津軽書房から発売されています。待望の雑誌はシンプルな表紙で、中身は濃い!発行・編集は鈴木真枝さん・石田舞子さん・小畑智恵さん。特集ページには、こぎん刺しの再興を刺し手として支え続けた故・高橋寛子さ…
イタコの研究書が弘前市立図書館にあったので、借りて読みました。「イタコ」の誕生――マスメディアと宗教文化弘文堂・4500円+税著者の 大道晴香さんは1985年、青森県生まれ。横浜国立大学を卒業後に東北大学大学院に進まれ、さらに國學院大學大学院でも学ば…
冬になると決まって、弘前市松森町に生まれた大正期の作家・葛西善蔵を思い出します。太宰治も尊敬の念を抱いていた郷土の作家です。破滅型の作家として知られ、妻子がありながら家庭を顧みず、若い女性と同棲し、酒浸り。小説のなかには露悪的な感じの作品…
<『泣面山(なきつらやま)に雨』北狄(ほくてき)作品集 6が発刊されています。北狄は、青森市を拠点に活動中の文藝同人誌。歴史は古く、2013年に創立60周年を迎えました。東奥日報社主催の東奥文学賞第3回大賞受賞者、青柳隼人(あおやなぎはやと)さん…
青森市で初雪が今朝7時ころ観測されました。史上初の遅い初雪とのこと。弘前はまだ雪になるほど冷え込んでいません。昨夜に引き続き、雨が降っています。寒くなる季節は読書に最適☆1980年生まれの県出身作家、期待の若手である篠原景さんの新刊が出版されま…
青森にはかつて、仏おろしや口寄せをするイタコが何人もいました。 昭和40年代はブームとなり、全国のデパートの催事場に呼ばれることもあったと聞いています。 また、左幸子や三國連太郎が出演した映画『飢餓海峡』では、盲目のイタコが口寄せをするシーン…