きょうは猿賀神社の十五夜大祭。
津軽地方でもっとも遅い時期に開かれる宵宮です。岩木山神社が山ノ神さま、高山稲荷神社は漁業の神さま、猿賀神社は農の神さまで、津軽の3大神社のひとつに数えられてきました。
この記事は、猿賀神社の一五夜大祭について紹介しています。
猿賀神社の宵宮
秋の十五夜大祭は旧暦の8月14日から16日までの3日間。
県下獅子踊大会、津軽民謡新人大会等のイベントが行われます。
アクセス・JR弘前駅から弘南鉄道弘南線で20分。
津軽尾上駅で下車すると、駅から徒歩15分
平川市猿賀神社にて
平成28年9月14日~16日(旧暦8月14日~8月16日)開催。
問 い合 せ猿賀神社社務所
〒036-0242 平川市猿賀石林175
津軽獅子踊り大会
平成19年、猿賀神社の獅子踊り大会を見学しました。
上の写真は当時、陸奥新報に執筆したコラム記事をまとめた本のページ。
獅子頭をつけ、真っ黒な鳥の羽がついた衣装をひるがえしながら、舞踏するのです。
けっこう動きがはげしい。
勇壮な感じです。
津軽の各団体が舞を競い、記事に掲載させて頂いたのは、少年の部で優勝した石川地区のみなさん。
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部活の合間に、獅子踊りを覚えたという中学生たちは、成人し、立派な大人になったことでしょう。
地元の方たちが、毎晩、公民館に集まって獅子踊りを指導。
地区ごとに、舞い方が微妙に違います。
津軽には、鹿系と熊系があって、熊系は鬼神社のある鬼沢地区が知られています。
お盆に、お墓の前で獅子踊りをして、供養する地区も。
獅子舞、獅子踊りは、日本でもっとも古くからある芸能。
獅子頭には神さまがやどるとされています。
けっして、粗末に扱ってはいけないもの。
鏡ケ池の弁天様での神事を拝見することができました。
笙(しょう)や篳篥(ひちりき)の雅楽を演奏し、とってもおごそか。
拝殿では、登山ばやしが奉納され、旧尾上町の最大のお祭り。
太鼓や笛もにぎやかに。
出店もありますよ。
唐揚げ屋さんに、お札も。
かつては口寄せのイタコが小屋掛けをしたものです。
平成19年の年は、ふたりのイタコがいました。
鰺ヶ沢の方と、中泊からきた方ですが、この頃はお見かけしません。
空に満月がかかり、幻想的な雰囲気に満ちる猿賀神社。
十五夜大祭は3日間、開催されます。
二〇一八年8月5日更新しました。
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