2015年に弘前城を曳屋で移動したことを、ご記憶ですか?
私はすっかり、天守の向こうにそびえる岩木山に親しみを覚えていますが、あと数年で再び曳屋にて元に帰還される予定です。
期間限定の絶景についてお伝えします。
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石垣の大改修
画像は2014年ころに写した1枚。
棟方志巧画伯が名付けた御滝桜が、よく映える天守です。
石垣が崩れそうになったので、曳屋にて本丸の中のほうに移動させたのが、2015年。
石垣の修理は、順調に進みました。
なんと今年は曳屋工事から9年目。
石垣を一つ一つ外して、解体し、積み直すという大改修。
江戸時代は使役に駆り出された農民が、もっこを担いで運んだことでしょう。
東北の各藩にあった城は、残念ながら残すことができなかったのですね。
天守の帰還はいつ?
2024(令和6)年4月現在、天守台と本丸東側石垣の解体修理は、今年度中に残り549個の石を積み直せば完成するそうです。
そして2026年に再び「曳屋」をして、天守は天守台に帰還する予定。
天守が天守台の上に戻ったら、建物としての修理を行うために巨大な保護施設で覆い、屋根の修理や耐震補強工事を行う。
この間、外からはあまり見えないし、内部の見学もできない。
私たちが再び天守を見学できるようになるのは、2033(令和15)年頃になる見込みである。
元の位置に帰還したら、それで工事終了とならないのですね。
記事によれば、2033年ころに工事がすっかり終わる予定のようです。
まとめ
レールを敷いて曳屋で少しずつ移動させた2015年。
2026年には帰還のために再び曳屋される予定です。
そのあとで、屋根や耐震補強の工事があるでしょう。
ということで、岩木山と天守と桜が一望できるのは、今年と来年になりそう。
これはもう、見逃せませんね。
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