11月4日に弘前公園に出かけると、青森大学忍者部によるパフォーマンスと手裏剣体験をちょうど見ることができました。
弘前藩の忍者は、早道之者(はやみちのもの)と呼ばれて、蝦夷(えぞ)地や他藩の情勢をいち早く城内に伝えたという史実があります。
忍者は海外においても関心度がとても高い。
弘前城菊と紅葉まつり、忍者ショーとともに園内の紅葉についてもお伝えします。
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日本で唯一の忍者部
青森大学薬学部の清川繁人教授を顧問に、忍者部は結成されています。
弘前市森町にある旧相馬家は、江戸末期の建物で古地図によると、早道之者(はやみちのもの)につながる棟方(むなかた)家が管理していました。
旧相馬家を取材した記事は、「青森の暮らし」にて詳しく紹介しています。
この家に住んでいた相馬貞三さんは民藝の第一人者で版画家・棟方志功と親しく、森町の家にもよく訪れていたそうです。
弘前藩の忍者は、これまであまり研究されてこなかったのですが、その早道之者たちにスポットを当てたのが、清川教授です。
弘前藩においては下級武士だった早道之者は、江戸時代のシャクシャインの戦いを機に結成されたとのこと。
青森大学といえば、男子体操の素晴らしさで全国的に知られています。
忍者部のみなさんは、とても身が軽く、宙返りをなんども見せてくれました。
あまりに動きが早くて、カメラに収めることができなかったので、ユーチューブを紹介ますね。
イベントにもひっぱりだこの忍者部のみなさん。
身体の鍛錬とともに、歴史も教授の元で学ばれ、文武両道ですね。
迫力のある忍者ショーで、お子さんたちも大喜び。
ショーが終わると、手裏剣体験も!
菊の五重塔もちょうど満開でした。
的にうまく手裏剣が刺さったでしょうか。
弘前にも忍者がいて、隠密活動をしていたことをさらに知ってほしいですね。
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見頃が続く紅葉
今年はわりと気温が髙めに推移しているため、まだまだ紅葉の見ごろが続くでしょう。
追手門の桜並木が赤く色づいて、桜は春の花ともに秋の紅葉もみごと。
そうそう、この冬も「冬に咲くさくらライトップ」が行われる予定。
四季を通して、観光できる弘前公園です。
弘前城菊と紅葉まつりは11月10日までですが、根上り銀杏は10日以降に黄色くなりそう。
ライトアップは11月中旬までの予定。
菊も満開を迎えて、姫君もいよいよあでやかに。
岩木山と八甲田連峰は11月5日、初冠雪でした。
例年より14日ほど遅いそうです。
晩秋となり、弘前城菊と紅葉まつりはいよいよ佳境ですね。
まとめ
弘前城菊と紅葉まつりにて、青森大学忍者部よるパフォーマンスと手裏剣体験を幸運にも見学できたので、お伝えしました。
早道之者たちは江戸時代に暗躍した弘前藩の忍者。
歴史の陰に埋もれていましたが、活動などが明らかになっています。
東北の城下町・弘前は歴史の小路があり、まち歩きも楽しいですね。
里に雪が降るのも近いのですが、冬に咲くさくらライトアップがクラウドファンディングに成功して、この冬も開催予定ですので、雪景色も美しいことでしょう。
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