2019年7月14日更新しました。
木造(きづくり)町でははやくもねぶた祭りが始まりました。
弘前ねぷた祭りは、8月1日から7日
(7日は午前10時からの運行です)
青森ねぶた祭りは、8月1日に前夜祭、2日~7日
五所川原の立佞武多(たちねぶた)は8月4日から8日まで となっています。
祭り期間が重なるので、五所川原市の新作ねぶたを一足はやく、『立佞武多の館』で見学しました。
「立佞武多の館」は、五所川原駅の近くにあります。
開館時間は 9:00~19:00
入館料は大人600円
高校生450円 小中校生 250円
青森市には大型ねぶたを展示している「ねぶたの家ワ・ラッセ」
弘前市にはねぷたを体感できる『弘前ねぷた村』があります。
この3か所の施設をお得に見学できるパスポート券が発売されています。
ラブライブ!ねぷた特別企画
大人1400円
高校生1000円
中学生700円
小学生600円
3施設の共通パスパート券です。
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迫力ある大きさ
「立佞武多の館」はは見応えがあります!
アテンダントの方がいつも笑顔で案内してくれます。
館内をこれまで3,4回、見学しましたが、そのたびに感動。
立佞武多の館は、地上6階です。
6階にエレベーターで上がると、
上部の見事な造りが手に取るように見学できます。
高さ23メートルの巨大ねぶたは迫力満点!!
重さがなんと19トンだそうです。
ビルディングのようにそびえる立佞武多が明かりを煌々と燈して、町中を練り歩くのですから、祭りは盛り上がりますね.。゚+.(・∀・)゚+.゚
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今年の題材は地元の十三湖と長円寺につたわる夫婦鐘伝説。
タイトルは「津軽十三浦伝説 白髭水と夫婦梵鐘」(つがるとさうらでんせつ しらひげみずとめおとぼんしょう)
夫婦鐘は、沈鐘伝説が元になっています。京都から弘前の長勝寺におさめるはずだったふたつの鐘を積んだ船が、十三湖の辺りで嵐に遭い沈没した伝説です
湖から引き揚げられた鐘は、現在の五所川原市飯詰(いいづめ)地区の長円寺にすえつけられましたが、鐘をつくと、「十三恋し……十三恋し」と響き、湖底からも「長円寺恋し……長円寺恋し……」とむせび泣くような音がするという話。ロマンチックですね(*・ω・)ノ
その伝説とは別かもしれませんが、弘前の長勝寺の鐘は、とても由緒があり、室町時代に造られた国の重要文化財です。
十三湖は津軽半島にある汽水(きすい)湖で、おいしいシジミ貝が獲れることで全国的に有名です。
わが家では子どもが小さいとき、よくシジミ獲りに連れて行きました。安上がりのレジャーで、お味噌汁の具にすると、おいしい。
それはそれとして、中世の頃に、十三湊(とさみなと)として栄えましたが、大津波のため、安東氏が支配していた町がのみこまれたという伝承が残っています。
♪十三の砂山~米ならよかろナ~
西の弁財衆にゃ ただ積ましょ~
ただ積ましょ~
砂浜の砂が、米だったら、ただで弁財船に積んでやるのに。
津軽三味線奏者の高橋竹山と組んだ、成田雲竹という民謡歌手がよく唄ったそうです
そんな歴史や風土を盛り込んだ新作の巨大ねぶたは 、50のパーツを組み立て、完成させたそうです。
組立てるだけで、2日間かかったとか。
ねぶたの裏もすごい!
手が込んでいます。
製作日数はいかほどだったのでしょう。
組み立てる前日まで、梵鐘の色付けがなされました。
てっぺんにみえるのが、梵鐘です
大きすぎて写真におさまりきらない!
見送り絵が二段になってる!
弘前ねぷたも見送り絵が美しいく余韻を残すものですが、新作立佞武多は、見送り絵がふたつも。
上が観音様、下は歌手の長山洋子さんがモデルだそうです。
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市民のパワーの賜物
五所川原の立佞武多は、明治期のころの設計図が出てきたことから復活させました。
昭和初期、大火などで設計図が消失したのと、電線の問題、さらには戦時に突入したため長らく高さが20メートルを超すものは作っていませんでした。
けれども、当時の写真と台座の図面が旧家から発見されたのをきっかけに、1996年、市民有志が復元。
五所川原を代表する祭りに。そして、ブラジルのリオのカーニバルにも出るほどに。
住民のパワーってすごい!
ただただ驚嘆です(*^_^*)
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