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【東北の奇祭】沢田ろうそくまつりで無病息災を願う

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青森といえば、東北のなかでも奇祭で知られています。
ねぶたもそうですが、独特の民間信仰や習俗がたっぷり残っている。
そのひとつ、沢田ろうそくまつりへ出かけてきました。

この記事は弘前市の相馬地区に450年前から続く「沢田ろうそくまつり」について紹介しています。

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沢田ろうそくまつりとは?

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沢田ろうそくまつり・たいまつ

山あいの沢田地区には落人伝説があり、沢田のろうそくまつりは壇ノ浦で滅んだ平家の霊を供養したのが始まりと伝えられています。

岩木山白神山地に挟まれた旧相馬村。

村の中心部からさらに8キロ山あいへ入ります。沢田地区は戸数10戸の小さな集落なのです。

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沢田地区の炭俵作り

山あいの村なので、昔は炭焼きが盛んでした。

地区のお年寄りが村の公民館で、小さな炭俵を織り、中に木炭を詰めて民芸品作りに精を出しています。 ひとつひとつ手作り。

村へのアクセス

祭りの日は、臨時バスが出ています。

自家用車なら弘前市役所から40分ほどかかる距離。村までの電車はないので、ご注意ください。

私は22日、「ひろさき街歩きツアー」のバスに乗って夕暮れどき5時、JR弘前駅から出発しました。
沢田ろうそくまつりツアーはネットで申し込むと3500円が2500円になり、しかも奉納のためのろうそくと、お買物券が500円分ついていました。
駅と、市役所向かいの観光館から乗車できます。
さて、行き先は弘前市郊外。バスが停まった所に「クマに注意!!」の看板があり、
辺境ムードたっぷり

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弘前公園から30分で秘境に

いや~、
ここまで弘前駅からバスで30分なのに(((( ;゚д゚)))
冗談でなく、野生の熊が生息しているようで、山菜採りの方が怪我をしたというニュースが近年、ここからさほど離れていない場所であったのです。

旧暦の小正月

集会所の前に、たいまつが組まれ、開会式や着火式が行われました。
津軽伝統の登山ばやし の笛や太鼓の音が火の粉を舞い上げる炎とともに、夜空へ吸い込まれていきます。
旧暦の小正月一月十五日。
満月がくっきりと雪深い里の祭りを照らして。
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天然の岩谷堂

雪の階段を昇って大岩の天然の祠である岩谷堂へ。

とても巨大な大岩がせりだす感じの場所でした。
その祠の岩肌にろうそくを立てる。
ろうそくの火ですが、もらい火はしないで自分でマッチなどで燈します。

着火マンやライターも置かれていますが、これが使いにくい。
マッチって、やっぱり一番、便利IMG_2485

 そんなに広くありません。
ほかの方の衣服にろうそくの火を近づけないように注意ですね。
岩肌には、ろうそくが刺さりやすいように小さなくぎがたくさんあります。

手を合わせ、五穀豊穣や家内安全や商売繁盛を祈願しました。

数百のろうそくが岩肌を照らしますので、幻想的で、神秘的

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およそ450年の歴史があるそうです。
平家の末裔が、壇ノ浦に沈んだ霊を慰めるために始まったそうですから。
旧相馬村は伝承が多く残されて、長慶天皇の陵墓参考地がある上皇も。

南北朝時代津軽に逃れた長慶天皇
1403年(応永10)に紙漉沢の御所にて
崩御されたと伝えられていました。 

御陵墓参考地は、国が管理していると、
バスガイドさんが説明してくれましたよ。 IMG_2492

ろうそくの蝋の垂れた形で豊凶を占うのが祭り本来の意義。

23日のテレビニュースで「遅霜に注意」との託宣が出たことを知りました。
託宣は翌日の大祭で行われます。
IMG_2541小学生や中学生のみなさんも
登山囃子を演奏していました。会場ではおそばやお餅、炭俵を販売しています。
ツアーのバスガイドさんは、偶然にも沢田さんという姓の女性でした。
旧相馬村にお住まいで、鬼沢地区から嫁いだそうです。

帰りのバスで、鬼神社の総代が同級生の父さんだと話されて、気迫の水垢離を思い出しました。
    沢田集落は戸数が減って、維持が大変。
そんな声がありますが、情緒たっぷりの祭りがずっと続きますように願いながら帰途につきました。

2019年1月15日更新いたしました。

 

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