クラシックの曲が流れる『名曲と珈琲ひまわり』は、弘前市坂本町にある老舗の喫茶店です。
場所は土手町から少し入ったところで、貸衣装・きものセンターの向かい。
1コインランチ弘前Vol.12にNEW-SHOPとして登場したので、ソフトプリンあんみつを頂きました。
ちょうど昼どきだったので、ミートパイセットも注文。弘前の趣のある建物に指定されている店内は、まるで美術館みたい。
弘前が生んだ陶芸家・高橋一友氏の作品や絵画を鑑賞しながら、まったりランチを楽しめます。
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創業60年の老舗喫茶店
開業は1959年(昭和34)、創業当時のままの雰囲気を大切にしている名曲と珈琲ひまわりです。
誕生から60年、人間なら還暦ですね。
店内はクラシック音楽が流れ、小さな美術館のよう。
2階もあります。
ピアノが置いてありました。
コンサートも開いてきたことでしょう。
ちょうどお客さんがいなかったので許可を頂き、お店のなかを撮影。
ブログ掲載も快諾して頂いて、有難うございます。
撮影が終わる頃、お客様が続々といらしたのでラッキーでした。
人気のミートパイ
1コイン弘前の本を利用すると、ソフトプリンあんみつ700円を500円で食べることができます。
そして前から、食してみたかったミートパイも注文。
単品だと350円。
ミートパイ2個とサラダ、ドリンク付きのセットは950円。
セットにして、おいしく頂きました。
さくさくと香ばしく焼けたパイの中には、お肉とクリームが~♪
食べごたえのあるパイです。
サラダ付きで、ドリンクはコーヒーを。
ソフトプリンあんみつ
北海道十勝産のあずきから作られたあんこが、何ともやさしく味わい深い。
写真はソフトプリンあんみつです。
あずきは不作のため値上がり傾向にあるので、じっくり味わって食べました。
たっぷりあんこと寒天、プリンとソフトクリームがハーモニーを織りなして、大満足のスイーツです。
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高橋一智の陶芸作品
名曲と珈琲ひまわりで、高橋一智氏の作品を見学できるとは思いませんでした。
弘前出身の陶芸家である一智は若い頃、京都の河井寛次郎に師事して、存命期間は1904~1983。
高橋一智氏は陶芸家であるとともに、こぎんの図案の功労者です。
津軽こぎん刺しは、元々は図案がなかった。
江戸~明治時代に生きた農家の女性が頭の中で図案を組み立て、刺し綴ったのです。
夫の一智氏がこぎん衣から製図に描いて、妻の高橋寛子さんが実際に針を手にして刺し、再現しました。
「刺し手が息絶えた後もあともこぎんは残り、次の時代へ手渡されていく。物言わぬこぎんが私たちに歴史や文化、暮らしぶり、そして魂の有りようを教えてくれるように、自分の刺したこぎんから何かを受け取ろうとするひとがいるはず」
裏も表と見まごうように美しいこぎん刺しの立役者だった高橋夫妻です。
参照元:そらとぶこぎん創刊号
高橋寛子さんについては、こぎん刺しの雑誌「そらとぶこぎん」創刊号に詳しく紹介されています。
話がミートパイセットとソフトプリンあんみつから飛びましたが、一智氏の陶芸作品が店内に展示されて、こぎん刺しの基本模様も壁に飾ってあります。
弘前市の趣のある建物に認定されている、名曲と珈琲ひまわり。
お店にてオーナーのコレクションが見学できる。
珈琲はまろやかな苦味で、とっても美味しい。
名曲と珈琲ひまわり
℡0172-35-4051
定休日は木曜
1コインランチ弘前の本を利用できる曜日
月火水金
弘前の人に愛されて60年、ミートパイとソフトプリンあんみつを頂きました。
おいしいひとときと、陶芸や絵画にふれることができる喫茶店です。
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