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敵の侵入をふせぐために江戸時代に造設されたお濠は現在、夏になると美しい蓮の花が咲きます。
しかし、ザリガニが生息して、茎をちょん切るそうです。
あるときウォーキングしていると、駆除をしているところを目撃。
ザリガニ駆除についてお伝えします。
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ザリガニ
公園の管理スタッフが網を引き上げると、どっさり豊漁?!
網の中には30匹以上はいると思います。
「えーっ、こんなにいるんですか?」
私が思わず声をあげると、「獲っても獲っても、網に入るんです」とお答えをしてくれました。
外敵がいないようで、ザリガニが繁殖しているのでしょう。
ちなみに猿賀神社の鏡ヶ池にも、ザリガニはいます。
世界のザリガニ料理
弘前公園で駆除されたのは、赤い色からアメリカザリガニと思われます。
ペットとして飼育して、お濠に放したのでしょうか。
伊勢エビにも似ていますが……。
このザリガニは、中国では大衆的な食材。
中華のザリガニ料理は、香辛料とともに油でよく炒めるそうです。
寄生虫が心配のため、生食はできません。
日本ではめったに食べないですね。
理由がいくつかあるのでしょう。
- 殻を剥くと、食べることができる身が少し
- 泥抜き作業など、手間がかかる
また、食用のザリガニは、きれいな環境で育てているそうです。
ザリガニ食べる中国人 ジビエ料理ザリガニが美味しすぎ!夏の楽しみ【日中字幕】
中国のほか、北欧スエーデンやフィンランドでも食べるそうです。
北欧には夏にザリガニパーティが開催され、高級食材とのこと。
日本に多いアメリカザリガニは、戦前の1920年頃に食用として輸入され、いまでは外来種として日本のメダカやフナを食い尽くすやっかいもの。
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蓮池
今年の弘前公園のハスは多少、少なめでしたが、美しく咲いていました。
ザリガニは、ハスにとって天敵といえますね。
緑が濃い、弘前公園です。
早朝からウォーキングやジョギングしている方がいますし、ラジオ体操も以前は行われていました。
それにしてもお濠にザリガニがたくさんいて、驚きです。
ザリガニやミドリカメなど、外来種をお濠に放さないようにしましょう。
まとめ
1カ月ほど前、弘前公園をウオーキングしていたら、ザリガニ駆除を目撃したのでお伝えしました。
中国や北欧では食用になるザリガニですが、日本では可食できる部分が少ないため、食べることはまずありません。
戦前の食糧不足のときに、日本に持ち込まれたアメリカザリガニは今、各地で増えているので、ペット飼育後の放流はやめましょう。
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