つがる時空間

青森県弘前市を中心に弘前公園やねぷた、こぎん刺しを紹介

青森のBOROを見学できるアミューズミュージアムが2019年3月末日に閉館なので見学してきたよ

f:id:kotomi3:20190129062658j:plain

アミューズミュージアム・物には心がある

先週、東京へ出かけて浅草にあるアミューズミュージアムを見学しました。

田中忠三郎先生のコレクションBOROを展示している私設の美術館です。

青森の民俗学者・田中忠三郎先生は惜しまれながら2013年3月に亡くなりました。若い頃は縄文土器を発掘し、連綿と続いた麻衣の暮らしに注目。

麻衣の襤褸は北国ならではの世界的にも珍しいとされています。

アミューズミュージアムについて紹介します。

スポンサーリンク  

アミューズミュージアム

f:id:kotomi3:20190129063819j:plain

浅草アミューズミュージアム外観

AMUSE MUSEUMは浅草寺から徒歩2分もかからないような場所にあります。

背の高いビルで1階はショップとして、サキオリやこぎん刺し、和の小物などかわいいグッズを買うことが可能。

BOROの展示はショップの奥に受付があり、入館料は大人1080円。

私が出かけた日は仲見世から浅草寺まで混雑していました。

f:id:kotomi3:20190129094618j:plain

浅草寺

びっくりするくらい外国人が多い浅草寺ですね。

でも、アミューズミュージアムの展示室はわりと空いていて、ゆっくり見学できましたよ。

布文化と浮世絵の美術館

f:id:kotomi3:20190129065748j:plain

青森の刺し子着物

2009年11月にオープンしました。

大手芸能事務所アミューズが運営母体です。

アミューズの創業者である大里洋吉会長が青森市の出身という縁から、浮世絵とともに田中忠三郎先生のBOLOを展示。

建物が築50年を超えて老朽化したため、残念なことに2019年3月末日での閉館が決まっています。

展示の目玉は、先人たちの苦労がしのばれる麻衣と民具の数々!

f:id:kotomi3:20190129095047j:plain

BOROなど民具を展示

かつては丹前や着物が破れたら、別布の継ぎを当てて寒さをしのぎました。

戦前まで農民の多くが、着る物を大切に自分たちで作っていたのです。

昭和40年代の高度経済成長とともに、日本は使い捨ての時代になりましたが、田中忠三郎先生は山村を巡り歩いて、民具や麻衣を収集。

その資料は3万点以上にのぼります。

 

blog.tugarujikukan.info 

BORО(襤褸)はほとんどを青森県の南部地方から集めたと、私は生前の田中忠三郎先生から伺いました。
「米の作付面積が大きい津軽地方と違い、畑作中心の南部の農家は換金できる作物があまりなかったため、生活が倹しかったんですよ。

それで、麻から布を作ることやヒエやアワを常食する暮らし方が 昭和に入ってからも残っていた」

黒澤映画『夢』

f:id:kotomi3:20190129100216j:plain

黒澤映画に衣装協力

昭和8年生まれの田中忠三郎先生にとって、日本映画の巨匠・黒澤明監督は憧れの人。

戦後間もなく原節子主演「わが青春に悔いなし」を見て以来、大ファンだったと、よく話されました。

その監督から『夢』の衣装協力を要請されて、田中忠三郎先生は天にも昇る気持ちがしたそうです。

f:id:kotomi3:20190129100802j:plain

アミューズミュージアム・夢の展示室

アミューズミュージアムには、「夢の跡」の展示室があります。

黒澤監督との写真も多数ありました。

スポンサーリンク  

槻木遺跡の縄文土器

f:id:kotomi3:20190129104220j:plain

縄文土器

田中忠三郎先生が昭和20年代に発掘作業をした槻木(つきのき)遺跡の縄文土器や矢じりなどの石鏃も展示。

槻木遺跡は青森県平内町の畑地で、若きころに田中忠三郎先生は、耕作が終わった晩秋から冬にかけてたった一人で発掘したのです。

戦争の傷跡のこる日本では、縄文時代への理解は薄く、遺跡があっても土地の開発が優先されました。

blog.tugarujikukan.info

青森県はいたるところに縄文遺跡があります。

f:id:kotomi3:20190129110043j:plain

鉄瓶などの民具も

縄文土器のほか、レトロな民具ももりだくさんです。

そして、ただいまこぎん刺しの特設ブースが開催中。

2019年1月29日~3月31日まで「アミューズミュージアム会館10周年記念 重要有形民俗文化財~田中忠三郎コレクション特別企画展~南部さしこ展も開かれます。

閉館まであと2カ月余り。

見逃せない展示です。

:: Amuse Museum ::

東京都台東区浅草2-34-3

休館日:月曜日(2月11日は開館し2月12日火曜日に振り替え)

℡03-5806-1181

ショータイムや浮世絵の映像を楽しむこともできる美術館です。

 

関連記事をいかがですか  

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 弘前情報へ
にほんブログ村

 


人気ブログランキング

スポンサーリンク