裂織(さきおり)は、古い着物を解いて、細いひもに裂いてから機織りをして、新しい布にする日本に古くからある技法です。
つがる地機の会の作品展が弘前市百石町展示館で開催されるので、楽しみにしています。
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裂織とは?
画像は過去に弘前市百石町展示館で開催された、裂織の展示のようすです。
裂織は、いま注目されています。
エコロジーで環境にやさしいハンドメイドとして、NHKでも紹介されました。
その歴史は古く、布地が貴重だった江戸・明治や大正期には、津軽地方でも盛んだったのですね。
裂織の作品展
画像は過去の裂織の作品展です。
つがる地機の会
会期
3月22日~25日
場所
弘前市百石町展示館
時間
午前10時~午後4時
エコロジーなハンドメイド
綿花が栽培できなかった雪国の津軽では、木綿は高価。
江戸期の農民が衣類にできたのは、自家栽培の麻です。
そして北前船がもたらす古手木綿でした。
襤褸(ぼろ)に襤褸をかさねて、懸命に繕って農民は衣類を着尽したのです。
こぎん刺しは、麻の着物を暖かく着るための工夫として発達。
裂織は、こたつ掛けや帯などにしたことでしょう。
はじめての裂き織りレッスン 糸の種類・かけ方、基本の織り方などをわかりやすく解説 [ 箕輪 直子 ]
古い着物を解いて、細いひも状にしてから、地機で織りあげます。
NHKでは若い作家さんが出演して、裂織の楽しさを紹介していたのです。
YouTubeでは男性作家が古い布から糸にして、織りあげて、洋服をデザイン。
廃棄される布を再利用するので、環境にやさしい。
持続可能な社会のための取り組みです。
まとめ
つがる地機の会の作品展が3月22日から開催されるので、裂織についてお伝えしました。
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