新緑の盛美園、美し過ぎです♪
秋に訪れたことは何度もあるのですが、天気に誘われ、愛車の原付バイクでひとり旅。
いえね、夫が釣りに出かけてしまい、家に取り残されて、私は暴走の旅に出たのです。
とはいえ、原付バイクの制限速度30キロは守りました。
盛美館は宮崎駿さん監督の「借りぐらしのアリエッティ」のモデルと言われています。
美しい建物で、和洋折衷が特徴。
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文明開化の息吹を今に伝える盛美館
花咲くツツジと盛美園はロマンティックです。
明治42年に完成。
庭園を鑑賞するために建てられました。
1階は和風、2階が洋風という文明開化の建築物。
2階はルネッサンス調の尖塔と、
展望質のドーム屋根が特徴です。
建築家は西谷市助。
なかなか他では見ることのできないデザインです。
庭のどこから見ても、すてきでした。
鹿鳴館時代の文明開化を意識しての建物なのです。
武学流池泉枯山水廻遊式の庭園
3600坪(1.2ヘクタール)の庭園は『武学流』
清藤家24代当主が木幡亭樹宗匠をまねき、明治35年より9年をかけて作庭。
9年も!
お庭作りって、なんて時間と手間がかかるのでしょう。
盛美館の中は見学できるのは一階のみ。囲炉裏には鉄瓶が掛かっていました。
カギのはなもどことなく優美。
盛美園の見どころは庭園と盛美館ともうひとつあります。
それが御宝殿!
ところが、御宝殿は撮影禁止。
なので書籍のページを借りました。とても貴重な仏像が安置されていますよ。
ご宝殿は清藤家の霊廟です。
両脇の壁には、うるし工芸と金の蒔絵とゴージャス
人間国宝の方が手がけ、正面のご本尊は、大日如来。
鎌倉時代の仏像です。
10畳くらいの広さで、金箔で覆われていますので、豪華絢爛!
たいへんに古い家柄をほこる清藤家。
鎌倉時代に唐糸御前に付き添ってきた北条家の家臣だったとか。
脈々と家を守り、代々の子孫が繁栄したようです。
大庄屋のかたわらで、商業を営み、財を成しました。
池には鯉が泳いでいます。
新緑が美しいこの季節は心が晴れやかになります。
平川市猿賀神社のすぐ近くです。
それから、田んぼアートの田舎館村と隣接しています。
盛美園は4月15日~11月15日まで、無休
清藤家は、ほんとうに『おおやげ』 だったのでしょう。
『おおやげ』は、津軽弁で旧家のこと。
また秋の紅葉にじっくり散策したいです。
2018年8月12日に更新しました。
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