2020年8月は、弘前ねぷたの「ヤーヤドー」のかけ声や笛や太鼓のお囃子が聞こえない夏ですが、いろんな催しが開催中です。
そのひとつが、ギャラリーCAIC(カサイコ)での特別展示『弘前ねぷたのひらき牡丹』展。
今まで私はひらき牡丹を意識して見てこなかったのですが、絵師によって色合いや雰囲気が違いました。
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ギャラリーカサイコ
弘前市城東地区にあるギャラリーカサイコは、黒い杉板の外壁が目印。
住所は弘前市城東中央4-2-11です。
いつもすてきな展示を開催しています。
夏次郎商店のこぎんや、インドネシアの更紗の布など、見応えがあって楽しい。
ひらき牡丹とは?
津軽家の家紋は牡丹
見ているようで、じっくり鑑賞したことはありませんでした。
ところでボタンの花は、弘前藩の藩祖である津軽為信公のときからの津軽家の家紋。
革秀寺には、門にすばらしい牡丹の彫刻があります。
為信公の霊廟がある革秀寺です。
ところで、ひらき牡丹の丸い点々は何でしょうか?
牡丹の花のまわりです。
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ひらき牡丹
水玉模様があるんですね。雪にも見えますが……。
雨だと、カサイコのオーナーが教えてくれました。
雨!
ねぷたに雨は大敵。
ねぷた絵が滲んでしまう。
雨よけに雨を描くのでしょうか?
ふしぎですね。
言われてみれば、水玉もようはひらき牡丹に、かならず描くようです。
今回は、約10団体のひらき牡丹が展示。
東地区町会連合会ねぷたの絵師である聖龍院龍仙さんや笹森町子供会のねぷた絵師・山内崇蒿さんなどなど。
それから撮影禁止だったので、画像はないけれど、石澤龍峡や竹森節堂など歴史的に貴重な絵師の作品も展示されていました。
それにしても疫病でねぷたまつりが中止になったのは、幕末のとき麻疹の流行になったとき 以来かもしれません。
それ以外では、終戦の1945年でしょうか。
1946年には、焼け野原となった青森市でも再開されています。
前ねぷたは、各団体が趣向を凝らします。
ひらき牡丹は、鏡絵の下部です。
1枚1枚、丁寧に描かれていることを改めて知ることができました。
まとめ
弘前市城東にあるギャラリーカサイコで、「弘前ねぷたのひらき牡丹」展を見学したので、お伝えしました。
鏡絵や見送り絵に注目するけれど、ひらき牡丹もさまざまに絵師たちが想いを込めていたのですね。
勉強になりました。
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