地元の書き手による文芸同人誌「エアツェーレ」第4号が、発刊となりました。
代表の佐々木宏一さんが『苦しい夢』、メンバーの小山内達夫さん『風の真下、鏡の向こう』、中野ちひろさん『家に帰る』そして、田邊奈津子『黒糖の涙』が作品です。
弘前のジュンク堂と青森の成田本店にて、入手できますので、よろしくお願いします!
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エアツェーレ4号
年に1回、発刊している「エアツェーレ」は、ドイツ語で物語るという意味。
4人の書き手が小説を発表しました。
目次順に
- 黒糖の涙 田邊奈津子
- 風の真下、鏡の向こう 小山内達夫
- 家に帰る 中野ちひろ
- 苦しい夢 佐々木宏一
- 後記
作者おのおの渾身の作品がそろいました!
弘前市ジュンク堂や青森市の成田本店に、数日中に置かれると思いますので、よろしくお願いします!
黒糖の涙
写真は探検家時代の笹森儀助。
弘前藩の士族でした。
江戸末期の20代の頃に尊皇攘夷の意見書を津軽継昭公の机上に置いたことから、謹慎処分を受け、明治維新の特赦により、自由の身に。
青森県の職員などを経て、士族授産の農牧社・社長になりました。
笹森儀助は40代半ばで探検家に転身し、『南島探験』を著わして、奄美大島の島司として赴任という激動の生涯を送ったのです。
奄美大島に渡るのも、船を乗り継いで6日もかかる時代。
奄美は黒糖の生産で、薩摩藩を大いに富ませましたが、農民は明治になっても過酷だったそうです。
奄美時代の笹森儀助をテーマに小説にしました。
掲載してくださり、ありがとうございます!
奄美大島の龍郷町には、儀助が建立した西郷隆盛の碑がいまも残っています。
大島紬のふるさとですし、いつか旅してみたいです。
まとめ
文芸同人誌「エアツェーレ」第4号が発刊されたので、お伝えしました。
図書館でも、閲覧が可能と思います。
青森の暮らし436号の特集はコーヒー。
こちらは10月20日ころの発刊予定ですので、もう少しお待ち下さい。
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