2022/05/10更新しました
スタバdeこぎんに参加しました。
月に一度、スターバックス弘前公園前店にて津軽こぎん刺しを楽しむ会です。
私がこちらの会で、こぎん刺しを実際に刺し始めたのは3年前。
布目を拾いながら細やかに刺すので、最初はなかなか針を進めることができませんでした。
皆さんの刺し模様を見ては感心することしきり。
今回は、裏地の糸始末について覚えることができました。 こぎんの刺し方などについてお伝えします。
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スタバdeこぎん
歴史的な建造物をリノベーションして、オープンしたスターバックス弘前公園前店。
登録有形文化財に指定されている旧陸軍の第八師団長官舎は、1917年に建てられたレトロモダンな建物です。
市役所のレストランからみたスターバックス弘前公園店の建物。向かい側がお堀端ですから、弘前城さくらまつりの期間はあでやかな雰囲気に包まれます。
そのスタバにて月に一度、こぎんを刺す会が『スタバdeこぎん』
主宰は、斎藤美佳子さんです。
こぎんフェスに私のこぎん刺しも展示して下さって、うれしいかぎり!
励みになります。
こぎん刺しについて、『そらとぶこぎん第2号』に寄稿させて頂きました。
青森の歴史民俗について、故・田中忠三郎先生に教えて頂き、実際に針を手にして、緻密さを体験。
見るのと体験するのとは、やはり違いますね。
佐藤陽子先生も「そうよ、針を手にして刺してみてから、講釈をたれなきゃ」と、優しく諭して下さいました。
多彩な作品
今年から参加されたメンバーの作品。
とっても上手です!
こぎんのベンチに腰かけたみなさん。
にこやかにほほ笑んでいるのが、齋藤美佳子さんです。
美佳子さんのブログ:
2018年最後のスタバdeこぎん開催しました(37回目) | さいとうサポート
いつも和気あいあいと、おしゃべりしながら刺して、情報交換も楽しい。
こぎんは裏も丁寧に
これは今、私が刺しているこぎんです。
コングレス生地の布目を針ですくいます。
太い木綿糸で刺していますから、ふっくらと見えるように糸こきは丁寧に。
こちらは裏となります。
糸の始末に悩みながらも自己流で刺し進めたため、上半分はめちゃくちゃな糸始末でした。
「刺し始めを前とひと目ずらして同じところを刺すと、きれいに始末できるよ」
さしぼぅさんや斎藤さんに教えてもらいました。
前に、佐藤陽子さんのこぎん展示館で、花ふきんを見ることができ、そのときも「糸がなくなったら、返し縫いをして結び玉を作らないのがコツですね」と。
針仕事は奥が深い。
この頃はお裁縫箱を持たない女性も少なくありませんが、こぎん刺しの針を手にすると、女性史そのものだと感じます。
こぎん刺しは、農民衣の結晶とされた刺し子のひとつ。
津軽地方では江戸時代の文献に登場しますが、縄文土偶にも似たような文様が刻まれているものがあります。
まとめ
スタバdeこぎんに参加しました。
裏の糸始末を覚えることができて、ありがとうございます!
皆さま、来年もよろしくお願いします。
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