つがる時空間

青森県弘前市を中心に弘前公園やねぷた、こぎん刺しを紹介

弘前はモダンでレトロな街 前川國男作品めぐりにはレンタル自転車がおすすめ

弘前市はモダンでレトロな街です。
戦災に遭わなかったので、明治や大正時代の建物が多く、お寺が建ち並ぶ禅林街は江戸期の様子を今に伝えます。 

blog.tugarujikukan.info

 

blog.tugarujikukan.info

 
そして、モダニズム 建築で一時代を築いた、前川國男氏の作品が8棟、残っています。
001

弘前市庁舎を観光館の広場から撮影した一枚。
赤の打ち出しタイルを使用した1958年の竣工です。
築57年を経ています。

國男氏は1905(明治38)年に新潟で生まれています。

前川國男の母は弘前出身

父・貫一は内務省の土木技師で、母の菊枝さんはふるさとが弘前でした。
國男氏が4歳のとき父の転勤にともなって東京の本郷に移り住みますが、子どものとき、それはもう大切に育てられたそうです 。

IMG_3381

 

前川國男氏の処女作である木村産業研究所。

1階に「弘前こぎん研究所」があり、2階は前川國男ミニ博物館 となって、パネルを展示しています。 

blog.tugarujikukan.info
パリに留学し、ル・コルビュジエ(近代建築の巨匠) のもとで学んだことを、色濃くのこした建物。
この看板の上を見上げるとバルコニーが張り出して、気持の良い吹き抜けに。


IMG_3354
 1932年竣工。27歳の時の設計です。 
ここをスタートに、上野公園にある東京都美術館東京文化会館や、京都会館など、手がけていきました。
モダニズム建築を直訳すれば、現代建築。

イギリスの産業革命後に人々の住環境が悪化し、その改善のため機能的なデザインが世界的な潮流となったそうです。

前川國男氏は 東京帝国大学工学部を卒業するや、シベリア鉄道でフランスへ。

ル・コルジュジエという世界的な建築家のもとで、二年間にわたり建築を勉強。

IMG_3447

コンクリート壁の市民会館も前川作品。
1964年の竣工です。もう半世紀が経っていますね。


IMG_3443

 

エントランスに画家の佐野ぬいさんデザインのステンドグラスが飾られました。
                      IMG_3445

 

2階への階段を一段ずつ昇るたびに、光の表情が変化します。
しばらく佇んで、眺めていました。

カフェテリアも併設されています。

blog.tugarujikukan.info


佐野ぬいさんは、弘前市名誉市民に表彰された当市出身の画家。
「青の画家」として知られています。

7月11日から8月23日まで市立博物館で「青の時間―佐野ぬいの世界」展が開催されます。
オープンの日には佐野ぬいさんのギャラリートークも。 IMG_3448
博物館です。どことなく市役所と似ている。
はい、こちらも前川さんの作品。
71歳のとき設計されました。
その後も弘前市緑の相談所、
最晩年の76歳で弘前市斎場と仕事をされています。

 文化遺産として大切に


ほかに市立病院と中央高校の講堂があり、現存する8棟すべてが現役で市民に愛されています
経過年数を暮らしたということで取り壊された京都会館などがあるけれど、弘前では貴重な文化遺産として大切に。

1986年に前川國男氏は逝去されましたが、『時代のなかに生き、語りかける建築』を追い求めた志が伝わってきます。

一般市民グループ前川國男の建物を大切にする会」も活動。
弘前はコンパクトな街なので、観光のお客様には、レンタルサイクルも好評です。

003

写真の市立観光館(白銀町)では、9:00~16:00まで
津軽藩ねぷた村(亀甲町)やまちなか情報センター(土手町)、弘前市りんご公園も同時間帯で貸し出します。
JR弘前駅の観光案内所では8:45~16:00までとなっています。 

当日17:00までの返却期限。

料金は500円
電動自転車は1000円

*貸出料金は取材時

楽しい弘前の思い出をたくさん作ってください。

2018年8月28日更新しました。


スポンサーリンク

 

スポンサーリンク