つがる時空間

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津軽(つがる)と蝦夷地(えぞち)展♪高岡の森弘前藩歴史館

高岡の森弘前藩歴史館

津軽信政公の具足・複製

弘前市高岡地区にある高岡の森 弘前藩歴史館で『津軽蝦夷地展』が開催されているので、見学しました。

展示は2021年12月19日まで。

蝦夷錦(えぞにしき)という珍しい交易品を見ることができるので、写真撮影OKの弘前藩歴史館についてお伝えします。

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日本刀

日本刀

藩政時代の日本刀

4代藩主の津軽信政公が祀られている高照(たかてる)神社に隣接している、高岡の森弘前藩歴史館です。

私が見学した日も、高照神社に秘蔵されていた日本刀が展示されていました。

キラッと冷たい輝きを宿す日本刀。

玉鋼(たまはがね)を鍛えて作刀される日本刀は、錆びやすいため手入れは慎重を要します。

短刀や脇刺も見ることが可能。

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入館料は大人ひとり300円。

津軽蝦夷

蝦夷錦

蝦夷錦龍紋打敷

江戸時代の交易により津軽にもたらされた蝦夷錦。

龍の刺繍がされています。

小泊村の旧家に伝来した貴重な蝦夷錦。

蝦夷錦…江戸時代、アイヌの人々が北方の民族との交易で手に入れた中国産の絹織物(きぬおりもの)です。 

特集展示(第4展示室) | 特集展示 | スケジュール | こどもれきはく(国立歴史民俗博物館)

蝦夷錦とは、もともとは中国の江南地方で作られた絹織物で、北京からアムール川黒竜江)を下り、間宮海峡を渡ってサハリン(樺太)に至り、南下して現在の北海道にもたらされたと言われています。

松前藩が、アイヌとの交易から手に入れて、将軍家へ献上したそうです。

赤地牡丹文蝦夷

画像の右側、赤地牡丹文蝦夷錦(あかじぼたんもんえぞにしき)は最勝院が所蔵していましたが、現在は五所川原市教育委員会が所蔵・管理。

左は、蝦夷錦牡丹紋で小泊村の旧家に伝わるそうです。

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津軽海峡を挟んで、対岸は北海道ですから、交易が盛んだったのでしょう。

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北方警備

高岡の森弘前藩歴史館

古地図

弘前藩は、幕府に命じられて蝦夷地の警備をしました。

越冬に際して防寒対策がままならず、ビタミン欠乏や栄養不良により亡くなった大勢の藩士たち。

その功績により、弘前十万石に高直りとなり、天守の造営も認められたのですが、増税に農民は一揆を起こします。

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鬼沢の民次郎は義民として、地元では有名。

民次郎一揆の首謀者として21歳で処刑されてしまう。

北方警備がひとつの原因だったことに、展示を見学して気づかされました。

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高岡の森 古民家カフェは、弘前藩歴史館のすぐ近くです。

高岡の森弘前藩歴史館

津軽と蝦夷地展

展示室

弘前市大字高岡字獅子沢128-112

(高照神社南隣)

開館時間:午前9時30分~午後4時30分

津軽蝦夷地の開催期間:10月1日(金)~12月19日(日)  

休 館 日:10月18日(月)、11月15日(月)  

まとめ

高岡の森弘前藩歴史館の展示についてお伝えしました。

歴史が好きな方は必見!

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弘前藩の忍者「早道之者」は、アイヌの反乱を抑えるための防諜活動をしていました。

そして、情報を津軽に持ち帰り、さらに江戸へ早駆け。

そのことも胸をよぎる展示です。

 

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