抜けるような青空に誘われ、弘前城菊と紅葉まつりへ出かけてきました。
弘前城植物園を主会場に1万7千鉢の菊や菊人形が飾られ、イベントも盛りだくさんです。
10月21日は『お城でYOSAKOI2018』が開かれ、私が観覧できたのはAOMORI花嵐桜組をはじめ藤花瑞厳、青森公立大学よさこいサークル影飛威Sea。
ザギトワ選手に贈られた秋田犬の兄弟犬も祭り会場にいて見学したので、そのもようと、もちろん菊人形のこともお伝えします。
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卍の惣領主 信建
なので2代藩主は順当なら信建だったのですが、急逝したため為信公の3男であった信牧(のぶひら)が藩主の座に着きました。
そのなぞを追ったのが、知坂元先生の『まんが卍の惣領主 信建」です。
岩木山の山懐に抱かれた巌鬼山神社の一帯は 津軽エミシの本拠地であったという説があり、縄文遺跡や平安時代の製鉄場の跡もあり、発掘調査されています。
その巌鬼山神社から、信建に関する重大な遺物が出ました。
北前船の湊であった鰺ヶ沢と弘前を結ぶ道から、山の方に少し入ります。
その巖鬼山神社から「惣領主 信建」の名が刻まれた鰐口が、発見されました。
急逝したのも暗殺説があるほどで。
というのも、信建は豊臣方として石田三成の部下だった。
関ヶ原の戦いを徳川が制して、世は徳川幕府になったので、豊臣の息がかかった者たちはいわば目障りだったようです。
3男の信牧は家康に仕え、天海和尚の弟子でもありました。
藩祖の津軽為信公は、豊臣秀吉に認められ名刀「友成」を賜り、弘前藩の藩主となったわけ。
それは、津軽地方にあった南部氏の居城を次々と攻め滅ぼしたといういきさつもあり、戦国時代の武将として戦いに明け暮れた一生でした。
徳川家康の養女として2代藩主の信牧公に輿入れした満天姫(まてひめ)と、
石田三成の遺児である辰姫とは正妻と側室の関係となって、ライバルに。
辰姫が3代藩主となった信義公の御生母となります。
菊はこれからが見ごろになるでしょう。
紅葉も朝晩の冷え込みとともに一層、きれいに色づきます。
ライトアップされる夜は、お濠が水鏡になってまるで魔界のような不思議な世界へいざなわれます。
弘前城は本州の北にありながら、敷地がとっても広くお濠を二重にめぐらせています。
徳川に攻められたときを警戒し、信建が築城 の指揮を執ったという説が「卍の惣領主 信建」の本にはくわしく載っていますよ。
お城でYOSAKOI
それはAOMORI花嵐桜組が結成以来、全国の大会に出場し、上位入賞を狙って演舞のレベルをアップさせ続けているから。
他のチームも続けとばかりに練習に励んでいるのです。
津軽における関所の碇ヶ関をテーマに、ダイナミックに踊ります。
藩政時代の祈願所だった、古懸山不動院国上寺の不動明王は秘仏。
花嵐桜組の大きな旗には、不動明王 の勇ましいお姿が描かれていました。
大学3年で引退とのこと。
若さがはじける演舞を見せてくれました。
踊りながら、衣装を早変わりさせます。
衣装の準備もたいへんだったことでしょう。
弘前櫻会。
お子さんとお母さんとおばあさんの3世代で構成されているよさこいグループ。
きずなが深まり、思い出になるでしょうね。
藤花瑞巌はあでやかな演舞で観客を魅了。
ファンがいるようで、声援が飛んでいました。
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秋田犬
平昌オリンピックのフィギュアスケート女子で金メダルをとった選手といえば……ザギトワさん!
秋田犬がプレゼントされましたね。
そのマサルと名付けられた秋田犬の兄弟犬が、大館から出張。
まだ子犬で27キロ。
成犬になれば50キロになる大型犬が秋田犬の特徴です。
茶色い毛並みがきれいなワンちゃんでした。
市民が丹精を込めた大輪の菊も園内も彩っています。
まだまだ見頃がつづく弘前城 菊と紅葉まつり。
JR弘前駅から100円バスが出て、市内を巡回しているので気軽に弘前さ、来いへ~♪
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