数日前の快晴の日、岩木山の紅葉を楽しみたくて、津軽岩木スカイラインを利用し、8合目までドライブしました。
岩木山の中腹にある木々は色づいて、見頃が続いています。
8合目休憩所の2階からは津軽の山並みと、日本海を遠く見渡せ、気持のよい眺め。
霊峰・岩木山の紅葉情報をお伝えします。
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岩木山神社はお山がご神体
岩木山神社の大鳥居からまっすぐお山の頂が見えます。
奥宮は山頂にあって、岩木山神社から登山口が続きます。
ご神体は岩木山。
岩木山は祖霊の魂が宿る霊山として、津軽の人々の心のよりどころで、 パワースポットです。
きのう、弘前市出身の直木賞作家、長部日出雄先生の訃報が届きました。
10月18日に虚血性心不全のため84歳でご逝去。すでに葬儀は近親者により執り行われたそうです。
私にとって、憧れの小説家でした。先生に読んで頂けることを願い、先生が審査員の地上文学賞と東奥文学賞に応募したことがあります。
なので、胸がふさがれるほど悲しい。
謹んでご冥福をお祈りします。
長部先生の講演も拝聴したことがあり、「フェイスブックで岩木山の投稿をしてくれる地元の方がいて、東京にいながら毎日、岩木山を眺めていますよ」と、お話されたことが印象的でした。
先生は生前から、富士霊園の「文學者の墓」に埋葬を希望されていたそうです。
きっと富士山から、津軽を見守り続けることでしょう。
長部先生を偲びつつ、先生が愛してやまなかった岩木山をお伝えします。
津軽岩木スカイライン
津軽平野の独立峰である岩木山は、津軽のどこからも眺めることができて、太宰治も愛した山。
津軽富士とも呼ばれます。
普通自動車は1800円の通行料金ですが、JAFやモンベルの会員証で割引してくれます。
ゲートをくぐるとカーブの連続なので、運転には注意を。
カーブのキツさは、日光のいろは坂と同じくらいでしょうか。
8合目休憩所
8合目から9合目の鳥海山までリフトがあります。
私は10年前に山頂へアタックしました。
百沢の登山口から3時間ほど掛かったのではないでしょうか。
ミチノクコザクラを見ることができた6月下旬、登山道は岩場が続き、けっこうきつかった。とくに山頂付近は急こう配です。
登山客が何人もいました。
8合目から山頂を目指すと1時間半くらいと思います。
足の鍛錬になるでしょう。
私も登山靴を履いて、すこし登山道に入りました。
しかし日頃、運動不足なので引き返して、風景を眺めることに専念。
8合目休憩所です。
駐車場のそばに建ち、トイレや売店、休憩スペースがありました。
休憩所の内部。
登山の中継地としてひと休みできます。
2階から風景を楽しむことが可能。
この日は快晴だったので、空の青さが目に沁みるほど。
津軽の山並みがずっと見渡せて、ダイナミックな眺め。
日本海も望めます。
北海道まで見えるそうですが……。
鰺ヶ沢漁港や深浦方面なら、くっきり見えました。
岩木山の8合目から海岸線を目でなぞり、「地図の通りだな」と、妙に感心したり、さわやか風の心地よさに感じ入ったり。
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ミズバショウ沼公園
嶽温泉近くのミズバショウ沼公園は4月の終わりから5月のはじめにミズバショウが群生します。
秋はオオヤマザクラの紅葉がきれい。
嶽温泉の岩木屋
嶽温泉の岩木屋は山菜の加工品で知られています。
南蛮味噌やきのこのビン詰め、ネマガリタケとニシンの煮つけとか商品があり、サモダシも売っていました。
1パック買いましたね、もちろんさもだしの塩辛とみそ汁を作りました。
とうもろこしの季節は過ぎましたが、真空パックの嶽きみは売っています。
岩木山の周辺を半日かけてドライブし、秋を感じました。
弘前公園から望む岩木山
弘前城菊と紅葉まつりが11月11日まで開催中。
本丸から眺める岩木山は格別です。
江戸時代の殿さま 気分。
まとめ
久しぶりに津軽岩木スカイラインを利用して岩木山の8合目の風景を楽しみました。
8合目にはあまり樹木がありませんが、中腹は紅葉が見ごろ。
先生を偲びつつ岩木山の紅葉をお伝えしました。
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