冬晴れの先日、黒石市こみせ通りに出かけました。
古い銭湯をリノベーションした「松の湯交流館」や、重要文化財の高橋家住宅がある、こみせ通り。
「めえ、がっこ飲みてえ」
がっこは、津軽弁でお水。
こみせ通りには、湧き水の「小見泉」があります。
黒石の古い街並みと名水についてお伝えします。
スポンサーリンク
津軽こみせ駅
江戸時代の商家がいまも残るこみせ通り。
狭い道幅なのに、工事中でした。
写真の「つがるこみせ駅」は、黒石市中町にあります。
営業時間は9時から17時。
津軽のおみやげ品が並べられ、前はつゆやきそばを食べることもできました。
時間帯により、津軽三味線の演奏を聴くことも可能。
日本三大流し踊りのひとつ、黒石よされも有名で、黒石は「よされ節」など津軽民謡のふるさとです。
津軽こみせ駅の2階には、黒石が生んだ文学者で、社会運動家の秋田雨雀記念館を併設。
秋田雨雀(1883~1962)は、早稲田大学に進学して島村抱月に師事。
劇作家としても、名を馳せた文学者です。
小見泉(こみせん)
こみせ駅の裏手に、湧き水の泉があるんです。
その名も小見泉。
家人が名水を訪ねては、ペットボトルに汲んで いました。
クマがたまに出没する弘前の秘境「桂清水」 や、石川の御茶の水など、青森県には「めぇ、がっこ」があるんです。
でも、冬場は道が閉ざされる場所です。
水道水を飲んでいましたが、カルキが強くて、苦い水に感じられたので、すこし小見泉から もらいました。
こみせ通りには、昔から鳴海醸造店など蔵元があって、八甲田山の伏流水を利用してきたそうです。
やっぱり、お水がおいしい。
スポンサーリンク
松の湯交流館
津軽こみせ駅の向かい側にある、松の湯交流館。
中に入ると、こけし灯籠が出迎えてくれて、感激!
ひな人形も飾られて、華やいだ雰囲気です。
こけし灯籠は、とっても風情がありますね。
明治44年には、すでに銭湯としていた松の湯。
屋根を突き抜ける黒松は、中町こみせ通りのシンボルとして今も緑の葉をたくさん繁らせています。
昔の銭湯の様子が展示され、地域の交流センターとして活用。
古い街並みを今に伝える中町こみせ通りは、ほっとする癒やしスポットです。
まとめ
黒石市中町こみせ通りに、久しぶりに出かけました。
夜はライトアップされていますが、昼の散策です。
おいしいお水が汲める「小見泉」
「がっこ」は秋田では漬物を指しますが、津軽弁では 水を意味します。
仏教の古い言葉に由来するそうで、若い人は滅多に使わない津軽弁でしょう。
黒石市中町こみせ通りについてお伝えしました。
関連記事はいかがですか。
スポンサーリンク