今年はすでに「さもだし」が出ています。
8月の半ばに涼しくなったため、天然きのこ「さもだし」が前倒しに生えてきたようです。
岩木町のあねっこ野市里で、「さもだし」を購入し、みそ汁と南蛮漬けにしたので、虫抜きからお伝えします。
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さもだし
三文だしの意味で、青森で「さもだし」と呼ばれる山のきのこです。
ナラタケが正式名称で、味は美味。
肉汁やみそ汁、きのこの南蛮漬けあるいは、きのこ塩辛にして食べます。
朽ちた木によく生える天然きのこ。
生食は、厳禁!
必ず火をよく通して食べましょう。
2021年初物のさもだしを、弘前市郊外の「あねっこ野市里」でサモダシをゲットしました。
1パック400円(税別)
2パック購入して、おうちで料理します。
虫抜き
さもだしの笠のなかに、小さな虫が潜んでいます。
小さな虫なので、食べてもそんなに毒ではありませんが、できるだけ取り除きたい!
海水の濃度の水に20~30分漬けると、虫が内側から出てきます。
画像は、ボウルにサモダシを入れて、水を張り、大さじ5杯の塩を入れたところ。
当ブログでよくお読み頂いているのが、「天然きのこの虫出しはまず塩水で」の記事です。
根っこを取りましょう
サモダシの根っこは取りましょう。
固くて、まずいです。
茎を食べることができますが、人によっては消化不良を起こすケースも。
おなかが弱い人は、笠の部分だけ食べるとよいでしょう。
私は、サモダシの茎を食べても大丈夫です。
ぬるま湯で洗う
塩水に漬けたら、ぬるま湯で土や泥を洗います。
熱湯でなく、ぬるいお湯または水で洗ってください。
洗いすぎると、サモダシの風味が薄れるため、ほどほどが良い。
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サモダシのみそ汁
虫抜きをして、キレイに洗ったら、料理に使うことができます。
みそ汁のお鍋にお湯を沸かし、きのこによく火を通したら、味噌を溶かします。
豚汁や、炒め物もおいしいサモダシです。
さもだしの塩辛とサモダシの南蛮漬けは、同じです。
南蛮は、とうがらしのこと。
サモダシの南蛮漬け
「ずるめぎが、めぇ」
この津軽弁を翻訳すると、「つるつるとした食感がおいしい」となります。
サモダシは煮ると、ツルツルとぬめる。
それがまた、風味ゆたかな食感と味なのです。
材料
- 洗ったサモダシ 200グラム
- ナット昆布 小袋3つ
- 食用菊 半パック
- キュウリ 2分の1本
- 赤トウガラシあるいは清水ナンバ
- 日本酒 少々
- 本醸造しょうゆあるいは、めんつゆ
作り方
- 小鍋にだし汁とお醤油をいれて、水半カップを入れて沸騰させる
- サモダシを煮る 5分ほど
- 茹でた食用菊やカットして塩もみしたキュウリを加える
- 具が冷めたら、ナット昆布を加える
熱い煮汁にナット昆布を入れても、粘りません。
必ず、冷めてから昆布を加えましょう。
きのこの塩辛は家庭により、作り方や食材が多少、異なります。
きのこ尽くしおうちご飯
あっついご飯に、サモダシの塩辛は、おかわりの定番です。
青森の味!岩木屋 きのこ特製醤油味付瓶詰 きのこなんばん 辛口450g
岩木山麓にある嶽温泉の岩木屋は、山菜を取り扱うお店です。 加工品もたくさん。
おいしい青森米をお腹いっぱい食べる幸せ♫
令和3年の青森県お米は、豊作です。
ぜひ、ご賞味下さい。
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