日本からの移住先として注目されるマレーシア。
旅行記⑤は、世界有数の規模をほこる、ブルーモスクとイスラム美術館を紹介します。
マレーシアは、イスラム教徒が6割を占めます。
イスラム教徒の王様が治める国ですから、街をタクシーで移動していると、あちらこちらでモスクを目にします。
モスクを見学
ブルーモスクは、マレーシアで一番、立派なモスク。
正式の名前はスルタン・サラフディン・アブドウル・アジズ・シャーモスクといいます。
ブルーモスクは見学料が無料です。
私達が行った2016年8月は、屋根を修理中。
とても美しいブルータイルを敷き詰めた屋根だそうで、今冬に完成予定。
イスラム美術を象徴する、ブルータイル。
昔は、職人さんがすべて手書きで緻密なもようを。
無料にもかかわらず、ガイドさんがとても親切に館内を案内してくれました。
宗教施設なので、女性は頭をスカーフで覆わないと、見学できません。
イスラム教徒の衣装をその場で貸してくれます。
見学料とともに、レンタルも無料。
写真の右の方が、ガイドさん。
5人のお孫さんがいる60代の方。
英語で説明してくれます。
その解説を子どもたちが解かる範囲で、通訳してくれました。
礼拝堂。
見学者はなかに立ち入ることはできませんが、ドアのところから撮影は許されます。
イスラム教は、偶像を崇拝しません。
仏像やマリア像やキリスト像のような偶像は一切ない。
アッラーの神に直接、祈る。
日に4度ないしは6度の祈りの時間があります。
たいへんに壮麗な宗教施設です。
エアコンはなく、気温は34度。
吹き出る汗をぬぐいながら、広い施設を歩きました。
靴はぬいで、はだしか、靴下で。
それがルール。
男性の見学者がハーフパンツのとき、男性にも上着を貸してくれます。
どうやって建てたのだろう?
宗教の力はすごい☆
そんな思いがしたモスクの建物でした。
観る角度によって、景色が変わる。
結婚式をとりおこなう部屋もあって、ほんとうに広い。
見学時間は30分~40分ほど
金曜日は礼拝のため、見学できません。
そのほかの曜日は午前10:00~12:00
午後 14:00~16:00
土日祝は、上記の時間のほか、17:00~18:30も見学可能。
お土産はイスラム美術館が種類豊富
イスラム美術館も見どころがありました!
ブルーモスクからタクシーで移動するのが便利。
タクシーは料金が割安です。
こちらは日本円で400円くらいの見学料が必要。
工芸品がいっぱい。
レストランもありましたよ。
ミュージアムショップの店員さん。
女性の髪や肌は宝もの。
男性を誘惑する力があるということで、イスラム教徒の女性は露出しません。
頭のスカーフはさまざまで、頭髪を隠すのはヒジャブ。
目のほかは黒い布で全身を覆う二カーブという服装になります。
日本人からすると、抑圧されているように感じますが、本来、イスラム教はか弱き女性を守ることを信条のひとつにしているそうです。
二カーブの方は、カップルや夫婦で見学の方が多い印象。
そういえば、日本の着物も、素肌を出さないで、全身を覆う衣装です。
大和撫子(やまとなでしこ)という言葉が昔、ありましたね~。
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イスラム美術館は、カメラOK。
たくさんの宝物があり、歴史を理解することができます。
とってもきれい♪
9010リンギットの花瓶。
日本円で27万円くらいでしょうか。
イスラムの文様が描かれたタイル。
額に入れて、飾ったら、すてき☆
欲しかったけれど、割れるといけないから買わず、イスラムの模様が入ったキーホルダーを思い出に求めました。
イスラム文化も奥深い。
はじめて知ったことばかり。
アッラーの神は太陽神。
頭に神の志が宿るため、子どもの頭をなでるのは厳禁。
女性が肌を露出するのは、不謹慎なこと。
イスラム教の基本です。
2018年8月5日、更新しました。
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