2019年3月30日更新しました。
弘前市から西目屋村まで、車で30分。
世界最大級ともいわれるブナの森を抱えた白神山地の玄関口が、西目屋村です。
ダム湖「津軽白神湖」では今100年に1度という、試験湛水中。
4月18日午後3時に水位が216,3mに。
ダム湖『津軽白神湖」を見学して帰りに道の駅「ビーチにしめや」に寄りました。
この記事は、西目屋村で作られる目屋豆腐を紹介しています。
スポンサーリンク
Beechにしめや
Beechにしめやのマスコットはクマゲラ
雲り空のせいか、何となくカラスみたいなツラっこに見えますが、クマゲラです!
キツツキの仲間で、稀少な鳥。
レストラン『森のドア』と物産館が併設された道の駅です。
漬け物や季節の野菜、りんごを販売。
初夏には、山菜のミズもたくさん並びます。
この日、店内で見つけたのはアザミとコゴミでした。
春の山菜です。
アザミは茹でてから、刻んで味噌汁にします。油揚げも入れるとおいしい。
夫がとても好きな山菜。
一束250円。
出始めのせいか、安くはないのですが、初物ということで。
コゴミは一袋200円でした。
こちらは、くるんとした頭の部分をほどいてから茹でます。
そうしないと、火の通りがよくありません。
ゴマ和えや、ドレッシングで食べるとおいしい。
目屋豆腐
うれしいことに目屋豆腐がありました!
一丁160円。
おからは50円だったでしょうか。
ごぼうやニンジンを炒めてから、おからをだし醤油で炊きます。
作ると、おいしい惣菜に。
目屋豆腐は、村伝統の豆腐です。
しっかりとした固さがあり、豆の風味も豊か。
もともとは、ダム湖に沈んだ砂子瀬や川原平の集落で作られていました。
土偶や土器が高度な作りで驚きです。
もう6年くらい前でしょうか、
白神マタギ舎の代表である工藤光治さんが、豆腐作りを指導してくれたことがあります。
それは、岩木山自然学校の活動プログラムでした。
- 村で収穫した大豆をふやかす
- 石臼で挽き、あるいはジューサーで細かくする
- 大きなドラム缶に薪を燃やして、大鍋に豆乳を入れ、にがりを加える
むかしながらの製法でした。
スポンサーリンク
とても手間がかかりましたけれど、手作りの豆腐、すんごくおいしかった!
発売当初は人気で、売り切れていた目屋豆腐。
2012年から、目屋豆腐復活プロジェクトを開始して商品化されたとか。
「かつて山深い砂子瀬では、豆腐はごちそうで、正月前や祭りのときに集落の人が協力して、作ったんですよ」
マタギ舎の工藤光治さんの言葉を思い出します。
買ってきた目屋豆腐にコゴミのおひたしをのせて、味わうと、春の香りが広がって、ダム湖の壮大な景色が胸に浮かびました。
スポンサーリンク