2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
平川市にある猿賀神社は、蓮池で知られています。津軽の三大神社のひとつで、山の神さまが岩木神社、海の神さまは高山稲荷神社、猿賀さまは農の神さまをお祀りしています。境内には湧き水がこんこんと流れる泉があり、目の病気に霊験あらかたと、昔から言わ…
青森県と秋田県の県境に、岩崎村があります。いまは合併して深浦町になりましたが、日本海を望む海辺の村です。 象岩航海の安全を祈願し、弁天様の社があります。 森山海岸リゾート列車『しらかみ号』に乗ってみたくて、弘前駅から乗車したことがあります。…
青森にはかつて、仏おろしや口寄せをするイタコが何人もいました。 昭和40年代はブームとなり、全国のデパートの催事場に呼ばれることもあったと聞いています。 また、左幸子や三國連太郎が出演した映画『飢餓海峡』では、盲目のイタコが口寄せをするシーン…
津軽の人はいまもイタコの口寄せに耳を傾け、亡き人の霊を慰めている。都会からやってきた映像クリエーターは、素朴な昔ながらの津軽を思い描いているようでした。若い雰囲気の男性でした。すらりと背が高く、黒いセーターを着て、それがとても似合う長髪の…
苔むした長い石段が続いていました。江戸時代からの歴史ある久渡寺(くどじ)は、弘前市の南方・坂元地区にあります。 円山応挙作の幽霊画があり、自然の豊かな山のなかにしずかに建つお寺です。br />5月は王志羅講の大祭がありました。明治になって、津軽の…
青森の山で採れるタケノコはネマガリタケです。リンゴ手籠の材料ですが、食用は萌え出たばかりのものをどうぞ。 いまがちょうど旬ですので、山菜採りの方は胸騒ぐ季節でしょう。私は竹藪で迷うといけないので、スーパーで買います。パンダ並みの胃袋をお持ち…
まるで手品を見ているようでした。たった数本の竹材から、 するすると籠が編まれてゆく様子は。指先から六角形の網目が次々と繰り出して、それがよどみなく、おなじ間隔で編まれるのです根曲竹は、青森に多く自生する竹。その竹材で編まれたリンゴ手籠は、か…
目屋人形と絣の野良着を着たりかちゃん 2019/05/09更新しました。 かつて目屋人形を作っている所にお邪魔したことがありました。西目屋村商工会女性部、そこに人形制作部がありまして 、当時メンバーが3人。目屋人形は、地元の方の手作り品なのです。画像は…
先輩エッセイストさんから、貴重な民俗資料を頂きました。尊敬する方からの頂きものですから、感激 です! 白神山地のふもと、西目屋村に伝わる『目屋人形』です。 若い娘さんが背負う炭俵西目屋村はかつて炭焼きがたいへんに盛んでした。木炭の生産です。家…
黄色い花絨毯を敷きつめたような菜の花畑が、鰺ヶ沢町の山田野地区にあります。この日は、澄んだ空気に晴れ渡った空が青くて絶好のロケーションでした。br />地元の農家さんが植えて、ご厚意で見学させてくれます。 そのせいか、ちょっと道がわかり難い。県…
岩木山神社は津軽一円の信仰をあつめて、本殿や拝殿などが重要文化財になっている、とても壮麗な聖地です。きょう紹介するのは、その岩木山神社より古い歴史を有する鰺ヶ沢町に近い巖鬼山(がんきさん)神社。 うっそうとした森を背負うがごとくの鳥居です。…
弘前市・桜林公園 2022/05/09更新しました。 おしらさまは東北地方の古い民間信仰です。 馬と娘の悲恋物語である、馬娘婚姻譚(ばじょうこんいんたん)が有名で、男神と女神の二体で一対。 青森のおしらさまについてお伝えします。 スポンサーリンク // おし…