ひさしぶりに浅虫名産・永井謹製『久慈良餅(くじらもち)』を食べました。
浅虫は青森市の北にある海の町。県営水族館や温泉街があります。
久慈良餅と書いて、くじらもちと読みます。もち米とうるち米を蒸かして製造し、鯨のお肉は入っていません。
もっちりとした歯ごたえで、ほのかな甘みがトッピングされたクルミの歯ごたえと相まって、素朴なおいしさの和菓子。
添加物なしのため、賞味期限が製造から7日と長くはないのですが、青森のおみやげとしてロングセラー商品です。
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永井の久慈良餅
羊羹のような形をしています。
私が小さいときに食べたのと同じ味だなと思ったら、創業がなんと明治です!
ちなみに私は、昭和に生まれました。
永井久慈良餅店は明治40年(1907年)に創業いたしました。
当時、浅虫温泉には、日露戦争により傷痍した軍人の方が数多く療養に来ておりましたが、まだ当地も寒村に過ぎず、これぞという軍人の方々の嗜好に適したお菓子や、一般湯治の方々のお土産もありませんでした。
そこで初代吉兵衛翁が、郷里の津軽鯵ヶ沢にて習い覚えていた鯨餅の製造を思い立ち、「いく久しく慈しまれる良い餅であるように」との願いを込めて、名前も「久慈良餅(くじらもち)」と改め、より食べやすい久慈良餅の製法に力を注ぎ、改良を重ねて製造販売いたしましたところ、傷痍軍人の方々には勿論、一般のお客様にも大変ご好評をいただき、今では永井の久慈良餅が浅虫名産として観光客の方々をはじめ、沢山のお客様に愛されております。
参照元:有限会社 永井久慈良餅店HP
いく久しく慈しまれる良い餅で、久慈良餅なのですね、どうりでクジラ肉が入っていないわけだ。
それにしても忠犬わさおが暮らす鰺ヶ沢町にはよく行くのですが、鯨餅は知りませんでした。
blog.tugarujikukan.info鰺ヶ沢の鯨餅は浅虫の久慈良餅より古いようですよ。
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懐かしい味の久慈良餅
防腐剤など添加物を不使用のため、製造から7日間までが賞味期限。
私はそのまま切り分けて頂きましたが、フライパンで焼いてもおいしい。
懐かしい記憶がよみがえる味なんです。
保育園のとき、浅虫へ遠足で出かけた思い出があるから。その当時、浅虫温泉街はとっても賑わって、遊園地もあったのです。
ロングセラーで、まさにふるさとが育てた故郷の味ですね。
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創業から100年以上、手作りの味を守っている永井久慈良餅店です。
℡017-752-3228
青森市内に支店も2か所あります。
ラビナ店
℡017-734-3228
新青森駅あおもり旬味館店
℡017-752-6632
久慈良餅が新青森駅でも買えるのは、うれしい。
青森のおみやげとしても人気の和菓子・久慈良餅を紹介しました。
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